HAKA

NZから帰国しました。
ラグビーに詳しい人なら、当然ハカについてはご存じかと思いますが、そうでなければなじみのない言葉だと思います。
ハカは先住民マオリの伝統的な踊りで、儀式や戦闘に臨む際に披露されます。一族が団体で行うハカは、部族の強さと結束力を表現しています。
足を踏みならし、舌を突き出したり、リズミカルに体で手拍子をとったりしながら、大きなかけ声に合わせて舞い踊ります。かけ声の内容は、一族の歴史と先祖にまつわる詩が一般的です。
今回オークランドの学校を視察するにあたって、各校からとても素敵なおもてなしを受けました。校長先生の挨拶や授業/校内見学をしてもらっただけではなく、各校の生徒たちが歌や踊りを披露してくれたりもしたのです。その中でも最も印象的だったのが、Westlake Girls' High Schoolの生徒たちが披露してくれたハカでした。今回の視察旅行で、HAKAには女性用のものがあることを初めて知りましたが、ものすごい迫力で鳥肌が立つほどでした。(許可を得て撮影しています)
NZではここ数年の間に社会におけるマオリ文化の融合が急速に進んでおり、以前に行った時とは比べ物にならないほど、あらゆるところでマオリ文化について触れることができました。
国としての「豊かさ」を改めて考えさせられる有意義な視察旅行になりました。