2021年の「登らない山登り」まとめ
「アーバンアルピニスト」という肩書を名乗って、都内近郊で登らない山登りというのをやっています、前田とまき(TOMAKI)です。いろいろあるんですよね、ほとんど登らずに登頂できる山が。例えば、富士塚。江戸時代頃からつくられた、ミニチュアの富士山。富士講っていう、富士山に登りたい人たちが集まったグループが都内各所にあって、今でも数十か所の富士塚があります。それらをひとつひとつ探して、訪れるのも楽しいですよ。
2021年に訪れた富士塚
毎年、7月1日のお山開きの日は、都内各所の「この日しか登れない」富士塚を中心に、登らずに登頂できる富士登山を行っています。今年は、南千住の小塚原富士からスタートして、下谷坂本富士と江古田富士に登りました。残念ながら小塚原富士は今年も雨で登れませんでしたが、他の二つはしっかり登れました。
その後も、着々と富士塚登山を続け、品川富士、音羽富士、千駄ヶ谷富士、豊島長崎の富士塚に登頂し、江戸七富士すべてを訪れました。
浅草富士にも、わりとよく訪れます。ちょうど、散歩コースにあるので。隅田川を下って、途中で石浜神社に立ち寄って白髭富士を見て。ちょっと足を延ばして浅草寺からの浅草浅間神社。そこで、浅草富士に登ります。たった10歩で登れる小さな富士塚です。
どこかに出かけて、少し時間ができたりなどすると、その近くの富士塚を探して訪れたりなどします。結構、都内のあちこちにあるので。こんな富士塚にも訪れました。
バーチャル富士登山
今年のはじめに、バーチャル富士登山にチャレンジしてみました。Pacerというアプリを使って、スマホを使って40km歩くというもの。リアルなコースと連動していて、歩きながらまるで富士山に登っているかのような体験が味わえるというもの。自分の好きな時間に、無理のないペースで歩けるので、良かったです。ちゃんと、完走賞のメダルが届いたりもして。
なかなか楽しかったので、今度はまた別のスマホアプリ、CONQUERORに登録して、二度目の富士登山にチャレンジ。今度は、74kmです。これもまぁ、わりとスムーズに完走しました。そしてこちらも、完走者にはメダルが届きます。こういうサービス、いろいろあるようですね。コースも、世界各地にあって面白い。今のところ、富士山しかトライしてないですが、今度は海外のコースとか面白そう。
低山散歩や街歩きなど
他にも、都内近郊で「山」と名の付く公園やエリアなどがあって、ここらへんも登らずに登頂することができます。飛鳥山や愛宕山など、山と名前がついていますが、国土地理院的には正式な山ではないので、あくまで地名であったり、愛称であったり、と。他にも、都内にある古墳などによく登ります。
こんな感じであちこち歩きまわっていたら、だんだん楽しくなってきて。せっかくだからみんなで一緒に巡りたい、と。時々、街歩きの企画などを開催しています。まぁ、知り合いを誘って、みんなで散歩する程度ですが。
今年の夏は、東京ビエンナーレの「優美堂再生プロジェクト」というプロジェクトに参加。正面の看板が富士山なのに惹かれました。
そこで、優美堂を起点にして、神田周辺の「山」を巡る街歩きのコースを考え、参加者を募って開催しました。8月に合計三回実施。楽しかったですよ。
というわけで、趣味の散歩を発展させていったら、いろいろ面白い「山」に巡り合って、さらに街歩きの企画などを開催していたら、ますます楽しくなってきました。
年明けに、3331 Arts Chiyodaをスタートして、神田明神の獅子山や、富士神社、神田山、軍艦山などを巡り、最後は優美堂の富士山を目指すという街歩きを計画中。こちらも、楽しみです。
「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。