油の値段と機能の話[前編]
あるドラッグストアで販売されていた、油の価格。A〜Dが何の油かわかるかな?
Aは…僕がオイルプリングで紹介した油、ごま油。
1ヶ月では効果を感じられなかったけど、はじめる前と後とでは、口内環境はよくなったと思う。
Bは…酸化しにくいオレイン酸が豊富に含まれ、抗酸化作用のあるポリフェノール含有量も高く、心臓病の予防効果に関与しているといわれる。
どんな料理にも合わせやすい、オリーブオイルです。
Cは…体内で合成できないEPA・DHAは、食事でしか摂取することができない。
またがん細胞の増殖を抑える働きもあるといわれる食品、アマニ油。
Dは…ココナッツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸を精製したもの、そうMCTオイルです(商品によっては中鎖脂肪酸100%という)。
昔にくらべて魚を食べることが減り、オメガ3脂肪酸の摂取量も減っていることから、魚をもっと取るべきだという意見がある一方…大きな魚は水銀に汚染されていてアルツハイマー病の原因の一つになるとも言われる。
亜麻仁などの植物に含まれているALA(α-リノレン酸)は、必要に応じて体内でEPAやDHAに変換される優等生。
だからオメガ3脂肪酸は、植物由来で摂取すべきだという意見もある。
ココナッツオイルなどのMCT(中鎖脂肪酸)オイルを用いたケトン食は、減量効果やパフォーマンスの向上に役立つ(コーヒーなどに入れて摂るのがおすすめ)。
グルコースに代わるエネルギー、ケトン体。認知機能の改善効果、 がんの予防効果もあるといわれる。
改めて価格をみてほしい、“機能”に反映されている。
冬はココナッツオイルが固まるから、オリーブオイルをコーヒーに入れて飲んでいる(味は嫌いじゃない)。
先日からアマニ油を試しているが、オリーブオイルより“保ち”がいい気がする。量の入れすぎは否めない
使い勝手のよしあしはあれど、機能や効果に価格は比例する。場合は多い
油の話で僕がよくするのは、『“ピュア(オイル)”というのは日本だけ』…。
人間は不思議だ。
見えていないものを、都合のいいように解釈する。
でも…見えていないときも、ちゃんとわかるときがある。
いいところも、そう思えないところも(自分がね)…きっとどれが欠けても、ダメなんだ。