これからのコレクション。- DVD/Blu-rayについて
TSUTAYAがレンタル事業の縮小をしている今、次に私がコレクションすべきものはDVDやBlu-ray Discなのではないか、と思うようになり、最近は意識的にそれらを買い集めるようになっている。
配信で観られない映画の多さ
数年前、下北沢のドラマが閉店してしまった時にレンタル落ちのDVDやVHSをかなり買い込んだのだが、引っ越しを機に手放してしまったことはいまだに後悔が残る。
その時は、「観たいものは大体配信で観られるようになってきているし、そのうちそれらもインターネット上で観られるようになるだろう」と容易に考えていたのだ。
しかし、2023年現在、Netflix、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、ザ・シネマなど便利なサービスはたくさんあるが、配信では観られない作品もまだまだ多い。
たとえば、フランソワ・トリュフォーのアントワーヌ・ドワネルシリーズなどもそれにあたる。
『大人は判ってくれない』のような、映画を勉強しているとまるで常識のように語られる作品でも配信では観ることができないのだ。
かつてCDショップやレンタルショップの端で3枚組1000円で売られていたDVDたちも売り場から消えてしまった。
今思えば、あれらのDVDたちをコレクションしておけばよかった、と思うこともある。
最近はAmazonやメルカリを活用し、すでに観たことがある作品も含め配信にはない作品たちを少しずつ買い集めるようにしているが、今年はそんな作品たちを改めて愛でていきたいと思っている。
映画視聴という習慣
映画をあまり観なくなってから何年も経った。
働き出して時間が取れなくなったということもあるが、配信でいつでも観られるという特別感の薄さも後回しにしてしまう要因のひとつのような気がする。
大学生の頃、レンタルショップのゲオで働いていた私は、店員価格の恩恵を受けて1枚10円でDVDやBlu-rayを借りまくっては日々映画やドラマを観て過ごした。
レンタルをすると、「返却予定日までに絶対に観なければ!」という意識が働くもので、時間を割いて必ず視聴するようにしていた。この意識が映画を視聴する習慣を作り、家以外の場所でも様々な作品を観る機会につながっていたと思う。
通学時はhuruを使ってツイン・ピークスなどの海外ドラマを観ていたし、大学の図書室でも珍しい作品のDVDやレーザーディスクで映画を多く鑑賞した。(日芸江古田キャンパスの図書室にてレーザーディスクで広末涼子の「20世紀ノスタルジア」を初めて観た時はとても嬉しかった)
映画館にも積極的に足を運んでいた。地元にある大手シネコンやキネマ旬報シアター(当時はTKPシアターという名称だった)ほか、火曜日にはサービスデー目当てでBunkamura ル・シネマに通い、上映される作品のほとんどは観に行っていた。シネマヴェーラ、新文芸坐、イメージ・フォーラムなどの特集も毎回楽しみだった。
あの頃観た作品たちをメモしておけばよかったと思うので、今年はちゃんと観たものを記録していこうと思う。
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