補助額最大1億円、補助率最大10/10(!)、水産物の風評被害対策に、全国の事業者が対象の「ALPS処理水風評被害対策補助金」
福島第一原発の処理水放出による、水産物の風評被害や懸念される中、その対策として「ALPS処理水風評被害対策補助金」という補助金が出ています。
■対象は風評被害を受け、取引価格が7%以上下落した水産物を取り扱う「全国の」漁業団体や事業者等(民間企業も対象)
この補助金の対象となる水産物は、ALPS処理水放出前と比較して風評被害等により取引価格が7%以上下落した水産物で、その水産物を取り扱う漁業団体等が申請者となることができます。
その漁業団体等の中には、漁業団体や地方自治体だけでなく、民間企業なども含まれます。また、地域要件はありませんので、対象水産物を取り扱う場合は、福島県などだけでなく全国の企業が申請者となることができます。
■社員食堂・給食への提供や、水産物の販路拡大が対象
この補助金は、風評被害を受けた水産物の消費拡大が目的で、主な内容は
①社員食堂への提供
②学校給食への提供(2回分のみ)
③販路拡大の取り組み
④ECサイトでの販売
となっております。
(詳しくは下記の補助金概要を参照)
■補助率最大10/10(全額!)と補助上限1億円(!)の巨大補助金
この補助金の最大の特徴は、補助率と補助額の高さです。
例えば「EC販売型」では、補助率が10/10(消費税以外全額)で、補助上限も5000万円と、他の補助金と比較して非常に手厚い補助ないようとなっています。
もちろん、風評被害を受けた水産物の取扱をする事業者限定の補助金ですが、水産物の販路拡大に挑戦するには非常に心強い補助金となります。
■ALPS処理水風評被害対策補助金 概要
●事業目的:
ALPS処理水の海洋放出に伴い、仮に風評影響が生じた場合でも、水産物需要減少への対応を機動的・効率的に実施する取組に要する経費に対して~当該経費の一部を補助することにより、漁業者の方々が安心して漁業を続けていくことができるようにすることを目的
●事業内容:
(1) 水産物の販路拡大等の取組への支援
・企業の食堂等への水産物の提供の支援
・水産物のネット販売等、販路拡大・開拓の支援 を行います。
※対象とする水産物:申請直前の1か月以上の期間における卸売市場等の取引価格が、ALPS処理水放出以前の同期間の価格と比較して原則7%以上下落している水産物であって、ALPS 処理水の海洋放出に伴う風評影響を受けていると認められる水産物
①社員食堂型
概要:漁業者団体等(企業含む)が行う、社員食堂へ水産物を提供する取組を支援
補助:補助率1/2、補助額-上限1億円、下限100万円
②学校給食型
概要:漁業者団体等(企業含む)が行う、学校給食・子ども食堂等(以下、学校給食等)へ水産物を提供する取組を支援
補助:補助率10/10、補助額-上限1億円、下限100万円(子ども食堂については上限3,000 万円、下限50万円)
③創意工夫型
概要:漁業者団体等(企業含む)を含めた幅広い主体が行う、創意工夫による多様な販路拡大の取組(販促プロモーションや直売会の開催、新商品開発等)を支援
補助:補助率2/3、補助額-上限5,000万円、下限100万円
④EC販売型
概要:漁業者団体等(企業含む)が行う、EC サイト等において水産物のインターネット販売を行う取組を支援
補助:補助率10/10、補助額-上限5,000万円、下限100万円
(2)買取保管等支援事業
※漁業団体のみが対象のため省略
■補助金申請をお考えの方は、ぜひ当センターへご相談ください
苫小牧補助金助成金サポートセンターでは、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。
様々な補助金のサポート実績がありますので、支援をご希望の方や、自社でも使えるかなどご相談は、電話、お問合せGoogleフォーム、SNSのDMなどでご連絡ください。お待ちしています。
電話:0144-82-8973
お問合せはこちらまで(Googleフォーム)
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