最大8000万円！ものづくり補助金の新たな概要が公表されました

　11月29日に令和5年度補正予算が可決成立したことを受け、経済産業省よりものづくり補助金の新たな概要が公表されました。

■中小企業の設備投資の代表的補助金

　ものづくり補助金は、中小企業が設備投資を行う際の代表的な補助金と言われています。
　キーワードは経営革新で、下記の4つの類型に沿った設備投資が対象となります。
①新商品の開発
②新たな生産方式の導入
③新サービスの開発
④新たな提供方法の導入

　事業再構築補助金が新事業への転換をメインとした補助金なのに対し、ものづくり補助金は既存事業をベースに経営革新を行うことが求められます。

■補助上限8000万円の省力化枠が新設

　ものづくり補助金は通常枠(最大1250万円)を筆頭に様々な申請枠がありますが、今回そのベースは残しながら、目玉として
【省力化枠(最大8000万円、補助率１／２～２／３)】
といういう類型が出てきました。

　これまでの補助上限が、グリーン枠の4000万円(アドバンス、要件が非常に厳しい)ですので、大幅な上限の増と言えます。

　他にも、省人化省力化補助金(仮称)で公募される予定ですので、人手不足を背景とした省力化に政府は本腰を入れていることが見えます。

経済産業省公表資料より

■公募は2回程度実施予定

　今回示された資料には、公募は2回程度実施予定と記載されています。
　また、同資料には事業実施期間は、令和6年12月10日までと記載されています。

　これをどう読むのかというのは非常に難しく意見が分かれるところなのですが、今回の補正予算では2回の公募、そして2回とも令和6年12月10日までの事業実施期間でこれまで継続的に公募されてきたものづくり補助金が一度仕切り直しになるのではないかという観測もあります。

　いずれにせよ、確かなのは今後2回は公募されるということですので、申請を考えている方は早めの準備をオススメ致します。

■補助金申請をお考えの方は、ぜひ当センターへご相談ください

北海道補助金助成金サポートセンターでは、札幌市・苫小牧市・千歳市・恵庭市など道央地区や北海道内を中心に、自社での申請が難しい事業者に向けて各種補助金の申請サポートを行っています。
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