唯一好きだった授業

社会という教科はそんなに好きじゃない。
特に地理は超苦手。いや、無理。
でも中学生の時、唯一好きな授業が社会だった。

1組の担任でテニス部顧問だから真っ黒に焼けてて一生懸命で明るいけど、どこかだるいキャラって感じの男性の先生。3年間担当だった。
人としてはちょっと苦手なタイプ。

通ってた中学には1教室に1つ電子黒板があった。
教科書を開いたり、たまに映像を見る時に使われる補助的存在だった。
が、この先生は違った。毎回パワーポイントを作っていて完全にメインだった。
中学生が興味を持ってくれるようにアニメーションとか効果音、間にクイズや動画があったり工夫がされていて見やすくて分かりやすかった。

そのパワポを持ち前の明るいキャラで元気に読んで黒板には重要な事をだけを書く。
そんな感じの授業だった。

なんで好きだったのか分からない。
でも、授業中普通に寝るタイプ(教卓の真ん前の席で堂々と寝たことある)なのに1回も寝ようと思ったり寝た記憶がない。
しかも、勉強嫌いで最低限の提出物ですらやったりやらなかったりする人間がなぜか成績あげたくなりメモ(加点)を取ったりテス勉したりした。

それぐらい好きで頑張ってみたいと思えた授業。あの頃に戻ってもう1回受けたいかも。

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