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身近で厄介な「洗脳とマインドコントロール」は大衆伝達

洗脳とマインドコントロールは日常語

認知科学や心理学、コーチングについて記載をする際、私は敢えて少し遠回しにインプリンティング(刷り込み)という言葉を使用しています。

インプリンティングについては↓を参照

これは一般的に、「洗脳」や「マインドコントロール」と近しい言葉ですが、上記の2つの言葉は専門用語ではなく「日常語」です。

怪しい勧誘や、お金持ちセミナーなどの看板を掲げたカルト宗教などに関心を示さなければ、「洗脳」「マインドコントロール」などとは無関係と思うかもしれませんが、それらは日常の中にも潜んでいます。

代表的な例は"大衆伝達"です

「大衆伝達」は言い換えるとマスコミュニケーションとなりますが、これは新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど(マスメディア)を用いて、不特定多数の大衆に大量の情報を伝達することを意味しています。

日本は欧米などに比べ、メディアを主体的に読み解く能力やメディアを通じてコミュニケーションをする能力、情報の読み手との相互作用的コミュニケーション能力に対する教育が遅れているので、テレビや新聞、ポータルサイトの情報を信じる風潮が強いのです。

例えば、テレビで紹介された"体に良い"とされる食品が翌日完売になったり、ワイドショーでコメンテーターに"批判された人"が世間で悪者扱いされる、これらはその典型と言えます。

不条理かもしれませんが、騙すもなにもメディアの製作者からすればそれが仕事です。

悪いのは何も考えずに「そうなんだ!」と受け入れてしまう人ということになってしまいます。

安っぽいマインドコントロールにはひっかからないようにするには、「そうなんだ!」と思う前に、「本当にそうなの?」とワンクッション置いて考えてみることが重要です。

ワンクッション置く思考法については↓を参照

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