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Story of Kanoso#2「株式会社のおとの真実」/毎週ショートショートnote

呼び鈴が鳴った。
「来たわね」女は呟く。
「ボス、どう出ましょうか」若いメガネの男が問う。
「私が出る。あんたはそこで見てなさい」

西区天神屋3丁目、高橋ビルの3階に入る「株式会社のおと」。
3年前に設立されたこの社は社員6名を抱え、「ITサービス全般」を業務内容とする。
この日は同社への出資を行いたいとする会社の社員がやってきた。
社長の星野ほしの明子は扉を開け、社員の男を優しく出迎えることにした。

「はい~」
「こどぎんキャピタルです」
「お待ちしておりました~」
古びたドアを開ける。

30代くらいの男がいた。
「どうも…こちらはIT企業だそうですね」

反応に手応えを感じた彼女は、行動に移った。
「うふふ、まずは私たちの正体を知って貰わなければ、ですね」
「えっ」その瞬間、星野は男を床に押さえつけた。
「えっ!?」そして、液体を飲ませる。

「「大丈夫。すぐにあなたは私たちのしもべになる。そう、『アンティークパーティ』のリーダーである私、ディアのね」

(了)(417文字)


この作品はフィクションです。
実在する人物・地名・団体等とは、一切関係ありません。



(参加企画)


1からの再始動ですけどね…
こっちではジブンの考えたままを書いていきたいッス。
よろしくお願いします!



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