【ソロジャーナル】初めて遊んでみた。【2作品のプレイログ含】

ソロジャーナルとは?

決められたシチュエーションの中で、
トランプやダイスによるランダムなお題にそって
物語を紡いでいく"一人用のゲーム"です。
    ──Alphaさまのソロジャーナル布教ページより抜粋


ということで、どーも。冬馬です。
今回初めてソロジャーナルという新しいジャンルに興味が湧いたので、
試しに2作品ほど遊んでみた感想とプレイログを書こうと思います。
※シナリオはどちらもネタバレ要素はありません。


【1:くろクレヨンがへっていく】

ゲームのあらすじ

楽しくて退屈な8月の夏休みを、今年も過ごすハズだった。
視界の端に突然現れた「くろいなにか」は、
どうやら、他の人には見えないらしい。
だから、自分にしか見えない「くろいなにか」について、
ヒミツの絵日記をつけることにした。

プレイログ(写真)

字が汚いけどアナログでやりたい派

完成した物語

8月1日 はれ
今日は友だちが遊びに来たので、テレビゲームで遊んだ。
とちゅうで友だちがトイレに行ったので、ぼくは1人でテレビを見てた。
そしたらテレビの右下あたりにくろいなにかがいた。目も合った。
ぼくはゾッとして、トイレにいる友だちに助けて!って言った。
友だちはトイレから出てテレビを見てくれたけど、そのときにはいなかった。
アレはなんだったんだろう?

※写真だけだと読みにくいと思い絵日記部分だけ抜粋

遊んだ感想

初めてのソロジャーナルだったので、そんなに時間がかからないものにしようと思いコチラを選びました。
設定が小学生だったので、私はとっつきやすかったです。
(普段子供向けゲームを作っているので)
小学生ということもあり、絵日記は設定の小4くらいまでで出る漢字のみ(たぶん)にしてみたりしました。
こういう設定を忠実に再現するのが結構好きだったりします。
くろいなにかの見た目は自分で作ったけど、まっくろくろすけに見えなくもない。
使ってない設定もいっぱいあるので、もう少し遊んでみたい感はあります。
これはどのソロジャーナルでも言えることかもしれませんが、物語をどう完結させるかはプレイヤー次第なのが面白いところだと思います。

【2:指先の友に、この本を捧ぐ。】

ゲームのあらすじ

かわいい小人さんに、かわいい豆本を作ってあげよう!

プレイログ(写真)

小人がファンタジーっぽいのに豆本が巻物なのすごい違和感(サイコロならでは)

完成した物語

本のタイトル「浮気性のカマキリ」

カマキリは悩んでいた。今の彼女との関係について。
正直、今の彼女とは別れた方が幸せな気がした。
なぜなら彼女はカマキリであり、自分は交尾をすれば
彼女に食べられて死ぬ運命だからだ。
だから・・・だから浮気をした。
今、目の前で舞を踊る彼女──蝶に。
蝶(彼女)は言った。
「今日も、共に踊りましょう?」と。
自分は彼女と共に踊った。
喉元にキラリと光る鎌を目にするまでは・・・

※これも写真だけだと読みにくいと思い物語部分だけ抜粋

遊んだ感想

2つ目のシナリオは読んで気付いたけど大人な内容でした。
物語の設定に官能小説があったので、もしそれが選ばれたらシナリオの最後の手段を使うところだった(リンクのシナリオを読むと書いてある)
とはいえ決まった設定も昼ドラ風だから大概だけど笑
登場人物が虫になったのでどうしようか悩みましたが、
カマキリを調べると"雄は交尾のために雌に食われることがある”って出てきたので、これは活用できると思いこんなお話に。
浮気相手である蝶もアゲハチョウの場合は求愛ダンスを踊るらしいので、こっちも活用してみました。
ラストの展開はご想像にお任せします。
私は全部を語らない物語が好きみたいなので、こういうことをやりがちです。
個人的に面白い物語が出来て満足してます。楽しかった!

最後に

今回遊んだシナリオについて

今回のシナリオはどちらも同じ作者さんの作品だったりします。
素敵なシナリオをありがとうございました!とっても楽しかったです!
他にも沢山のソロジャーナルを公開されているので、
ぜひみんなも遊んでみてね。

どんな人に向いてる?

遊んでみて改めて気付いたのですが、"物語を考えるのが好きな人"にはめちゃくちゃ向いてるゲームだと思います。
あと"物語を考えるのが苦手な人"の場合も、シナリオ作りの練習になるかもしれないと感じました。
ソロジャーナルはテーマとそれに沿った設定がいくつも出されるので、想像力を鍛えるにはもってこいな気がします。
私もゲームを作る側の人間ですが、シナリオの部分はよく自信を無くすので今回遊んでみて少し自信を取り戻すことができました。
定期的に遊んでみるとメンタル的にもいいかもしれないです。
またソロジャーナルは一人用ゲームなので、一人で集中して遊ぶのが好きな人や私みたいに周りと時間の都合が合わなくて、なかなかグループで遊ぶゲームができない人には丁度いいゲームだと思います。
ぜひ一度遊んでみてね!
※TRPGで有名なTALTOやBOOTHで検索すると出てきます。

まだ流行ってないジャンル?

実はソロジャーナルを検索すると、まだゲームの数が少なかったりします。
去年辺りからじわじわと(?)増えてきてるようですが(自分調べ)TRPGやマダミスと比べると天と地の差です。
なので個人的にはもっと流行っていいんじゃないかなと思います。
とはいえTRPGやマダミスとは違って一人で遊ぶゲームなので、なかなか難しいとは思いますが…(多人数のゲームはそもそも遊ぶ人が多いので自然と流行るイメージ)
せめてゲーム実況者さんとかがソロジャーナルのシナリオを遊ぶ配信とか動画を投稿すればじわじわ広がる気はします。
私も一応ゲーム実況者の端くれなので、そのうちやるかもしれません。
ただ私では役不足なので、やっぱり影響力のある人にお願いしたいところですね。

作る側もありかも?

さっきの話の続きですが、現状だとソロジャーナル作品はとても少ないと感じます。
じゃあどうするか……いっそ作ればいいのでは?
これはシナリオのボリュームにもよりますが、私が今回プレイさせていただいたシナリオはどちらも2ページ程のものでした。
中には10ページを越えるシナリオもありますが(今度遊ぼうと思ってるシナリオがそれくらいのボリュームだった)今回のボリュームでもすごく楽しかったのです(プレイログを見てもらえれば分かるはず…)
なのでこれくらいのボリュームなら、作る側も全然アリな気がします。
特に物書きの人やお話を考えるのが好きな人は挑戦してみてほしいジャンルです。興味が湧いた方は特に。
今はまだ人口が少ないと思うので、プレイヤーの人たちは喉から手が出るほど新しいシナリオを待ってるかもしれません。
というか流行らせるには行動するしかないのです。
少しでもソロジャーナルの人口が増えるといいよね。


ということで珍しく真面目な感じで記事を書いてしまいました。
最初はプレイログだけ載せようと思ったけど、そもそもソロジャーナルをみんな知らないんじゃないの?って思ってしまって…(私も知らなかったし)
新しいゲームジャンルに触れるのはとても良い刺激になります。
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?