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fallin’ #110

今日は映画の話です。

ゴリゴリのネタバレになります…

なんだかハッピーエンドに思えて、実はそのあとは悲劇なのかなぁと思ってしまった作品。

As Good As It Gets(邦題:恋愛小説家)

ストーリーとしては偏屈小説家のクソジジイ(ジャックニコルソン)が、たまたま隣人の犬を世話することになると、案外その犬と気が合って犬をめちゃくちゃ可愛がったり、よく行くレストランのウェイターといろいろあったりして、いい人間になろうと思えたり…する話。ジャックニコルソンがかわええので見てください。

そして本題なんですが、ラストシーンでこんなセリフが。

Carol: Whatever this is won't work.

Melvin: I'm feeling better.

Carol: Even though it may seen that way now, you don't know me at that well. I’m not the answer for you.

Melvin: I’ve got a great compliment for you.
Just let me talk. ~I think most people miss it about you that you are the most greatest woman on the earth and how amazing you are at every single thing that you do. I might the only one who appreciate that and I get it, which makes me feel good.

最後のメルビン(ジャックニコルソン)はただただお前しかおらんねんめっちゃすっきゃねんってだけなんやけど、途中のキャロルの、

あなたが今そう思ってても、私のことなんも知らないし、本当はあなたに応えてあげられないわよ、うまくいきっこない

ってゆうてるんっすよ。


なんか真相突いてるなぁって。かなり現実的すぎる。

ある時たまたま気づいた恋心から、まやかしかもしれない、そこから永遠の愛なんかそんなものに繋がることなんてなかなかないですよね。たとえその時幸せで楽しくても、一時的なものに過ぎない。そんな時に判断してしまっても自分の思い描いた通りにはならないんです。そんなものいっそのことならないほうが楽しいのかもしれない。

ただの惚気話で終わってしまうのかもしれないけれど、そうやって失敗(?失敗というか、成功ではないから失敗か、そもそも人生に成功とかあるんですか)を糧に成長してゆくのでしょうね、人という愚かな生き物は。


この最後のシーンの後は2人はキスして仲良くハッピーエンドで終わるんですけど、何かその際の闇が見えてしまったようで複雑な気持ちになってしまいました…


その点、LA LA LANDははっきり夢と現実分けてますよね。


でも元タイトル考えると、As Good As It Gets 、これ以上はない最善って言うらしいですけど、それはそれで思いを打ち明ける時とか、その時は最善の判断をしてるんですよね。

いくら後から後悔したところで、その時は今更変えられないし、その時の最善を尽くしたのだと考えるしかないのですね。

これで読みましたわ。


なんかしんみりしますね。卒業もあってか、これも人生前に進むってことなんでしょうか。

そんな後にこんなプレイリストを聴くとしくしくしちゃいます。痛くないですよ?


おまけ

最近見る映画が、アホのアクションから人間ものとか恋愛系がよく増えてきて、ネトフリもよくそういうのを勧めてくるようになってしまって心が大変です。昔見た映画でも、最近になってもう一度見たくなり、見てみると全く見え方も変わっているんです。気づかなかった感情とか雰囲気とか、隠された本当の真実とかを感じ取ってる感じ。

「すべての瞬間が君だった」は借りてたんですけどパクって眠れぬ夜に読みたいくらい好きな本でしたね。でも自分のじゃなくて人に借りてるので、色々思い出してしまうかもしれないですけど…


嫉妬という感情についてnoteに書きたかったけどモヤモヤすぎてどうしようもなかったのは内緒です。


우리는 오렌지 태양 아래 …

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