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『副業を成功させる45の習慣』中村博著を読んで考えたこと


導入:副業への漠然とした憧れと不安

「いつかは副業で自分の力を試してみたい」「収入を増やして生活にゆとりを持たせたい」そう考えている人は多いのではないでしょうか。私もその一人です。しかし、何をすればいいのか、どうやって始めればいいのか、具体的な方法が分からず、自身も手探りの状態になっています。そんな時に出会ったのが、『副業を成功させる45の習慣』です。

本書を読んで気付いたこと・考えたこと

本書は、副業成功への道筋を5つのステップで示しています。この構成に沿って、私が気付いたこと、考えたことを紹介します。

ステップ1:選ばれるサービスづくり – 「好き」と「得意」を活かすことの大切さ

これまで、副業というと「稼げること」ばかりに目が行き、自分が本当にやりたいこと、得意なことを考える機会はありませんでした。本書では、まず「自分の棚卸し」から始めることが強調されています。

  • 気付き1:自己分析の重要性: 「好きなことリスト」「得意なことリスト」を作ることで、自分が何に情熱を注げるのか、どのようなスキルを持っているのかを明確にすることができました。これは、単に副業のアイデアを見つけるだけでなく、自分自身を深く知る良い機会になりました。

  • 気付き2:市場ニーズとのマッチング: 自分の「好き」と「得意」だけでなく、市場のニーズを把握することの重要性にも気付きました。どんなに自分がやりたいことでも、需要がなければビジネスとして成立しません。市場調査や競合分析を通して、自分の強みを活かせる市場を見つけることが大切だと学びました。

  • 考えたこと:差別化の重要性: 競合ひしめく市場で生き残るためには、差別化が不可欠です。本書では、コンセプトを明確にし、ターゲット顧客を定め、差別化ポイントを明確にすることが重要だと述べられています。自分だけの強みや付加価値を見つけることで、顧客に選ばれる理由を作ることができると理解しました。

ステップ2:頑張りすぎない集客 – 持続可能な集客方法

集客というと、SNSで毎日投稿したり、広告にお金をかけたりといったイメージがあり、時間や費用面で負担が大きいと感じていました。しかし、本書では「頑張りすぎない」集客が提唱されています。

  • 気付き3:オンラインとオフラインのバランス: SNSやブログを活用したオンライン集客だけでなく、口コミや紹介、イベント参加といったオフライン集客も重要だと気付きました。特に、信頼関係を築くためには、直接的なコミュニケーションが不可欠だと感じました。

  • 考えたこと:無理のないペースで続けること: 集客は短期間で成果が出るものではありません。無理なペースで進めても長続きしません。本書では、持続可能な方法で、着実に顧客を獲得していくことが重要だと強調されています。自分に合ったペースで、無理なく続けられる方法を見つけることが大切だと考えました。

ステップ3:信頼感を高めてファン化 – リピーターを生み出す秘訣

顧客との関係は、単にサービスを提供するだけでなく、長期的な視点で良好な関係を築くことが重要だと本書では述べられています。

  • 気付き4:コミュニケーションの重要性: レスポンスの速さ、感謝の気持ちの伝達、顧客の意見への傾聴など、日々のコミュニケーションが信頼関係構築の鍵となることを学びました。

  • 考えたこと:ファン化の重要性: 一度きりの顧客ではなく、リピーターやファンを増やすことで、安定的な収益基盤を築くことができると考えました。アフターフォローや特別な情報の提供などを通して、顧客ロイヤルティを高めることが重要だと理解しました。

ステップ4:お客様心理を熟知したセールス – ニーズに寄り添う提案

セールスというと、押し売りや駆け引きといったネガティブなイメージがありましたが、本書では顧客のニーズに寄り添った提案が重要だと強調されています。

  • 気付き5:ヒアリングの重要性: 顧客の課題や要望を丁寧に聞き出すことで、本当に必要なもの、求めているものを理解することができると気付きました。

  • 考えたこと:メリットとベネフィットの違い: サービスの特徴を説明するだけでなく、それが顧客にとってどのような利益や価値をもたらすのかを具体的に伝えることの重要性を学びました。「メリット」だけでなく、それが顧客の生活やビジネスにどのような「ベネフィット」をもたらすのかを伝えることで、顧客の購買意欲を高めることができると考えました。

ステップ5:本業化を見据えた挑戦と加速 – 未来へのステップ

本書では、副業が軌道に乗ってきた場合に、本業化を視野に入れることも視野に入れています。

  • 考えたこと:将来の可能性: 副業を通して得た経験やスキルは、将来的に本業に繋がる可能性もあると考えました。事業計画の策定や資金調達、法人化など、具体的なステップを知ることの重要性を考えるきっかけになりました。

結論:自己実現への第一歩を踏み出す勇気

『副業を成功させる45の習慣』は、副業を通して自己実現をすること、顧客との良好な関係を築くことの大切さを教えてくれる本でした。本書を読んで、副業への漠然とした不安が解消され、具体的なステップを踏み出す勇気を持つことができました。そして、自身が一部行っているステップについても記述があり、その方向性に誤りはないことを改めて確認することができました。
副業を考えている全ての人、そして自分らしい生き方を模索している全ての人にとって、本書は大きなヒントを与えてくれるはずです。

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