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日本一人旅で泊まった宿まとめ【大阪・富山・奈良】

大学生最後の1年だった2022年から2023年は、時間を見つけては一人旅に行った。

お金の節約のため、宿泊先はホステルがメインだったけれど、ホステルひとつとっても色んな場所があった。お寺にも泊まったりした。

大阪、富山、奈良で泊まった5つの宿の記録。

大阪のホステルを3つはしごする

2022年の夏、大阪と言えば、それはもうサマソニである。サマソニだった。
サマソニに行きたい。しかし、貧乏学生には1万円のチケットは高い。
そこで、宿代を節約しようと、私は1泊数千円のホステルに泊まることにした。

1つホステルに泊まってみるとなかなか居心地がよく、私はそのままホステルを転々としながら2週間大阪に滞在した。

ビーハイブホステル大阪【閉館】

嬉しい一人部屋
1階スペース ご飯を食べたり、宿を経営されてるご家族とお話ししたり
キッチンを拝借して準備したごはん

大阪で最初に泊まったのが、ビーハイブホステルだった。一人参戦予定だったサマソニの感想をお話しできたらいいな…といった邪な理由もあって、人と関わり合えそうな場所を選んだ。大正解だった。
経営されているご家族は皆さん気さくで、沢山お話をした。小学生だったお嬢さんもよくお話ししてくれて、「私、フィンランドでサンタさんに会ったことあるよ」と話すと、「ほんまに?!」と目を輝かせていたのが忘れられない。かわいらしい子だった。

あらためてサイトを見ると、閉館してしまっていた…!泣
移転先募集中とのことなので、見つかることを願っています。

THE STAY OSAKA

コワーキングスペース

THE STAY OSAKAはコワーキングスペースと一体化したホステル。一泊数千円。当時やっていたリモートでもできるバイト(有給インターン)を何時間かすれば実質プラスマイナスゼロでは?という発想から、コワーキングスペースのある宿を探していた私には、おあつらえ向きの場所だった。

しかし、ある日事件が。それは、コワーキングスペースに現れた。下着を召されていない奥様だった。60代くらいの彼女のスカートがめくれあがって臀部があらわになっているのを見て、何かが限界に達してしまい、「ここにはいられない」と、私は次の宿を探すことにした。(※別に宿自体は何も悪くないです。)

Hotel atarayo Osaka

女性フロア、新しくて綺麗
小さなコワーキングスペース


出来るだけTHE STAY OSAKAから近くてコワーキングスペースがある宿、という条件で見つけたatarayo Osakaは、綺麗で居心地の良いホステルだった。小さなコワーキングスペースもあったので、そこでリモートで働いた。

大阪も2週間目に入るとホステル暮らしが板につきはじめ、スーパーで買ったコロッケに自前のソースをかけていると、それをまじまじと見ていた40代くらいの女性に「あなた…ここに住んでいるの?」と聞かれた。いえ、ここは3日目です…。atarayo には5日くらいいて満足して、大阪を去った。

富山の可愛いホステルに泊まる

富山市立図書館、ガラスと木材の織り成す圧巻の建築美

大阪から帰ったあと、父が富山に一人旅に行こうとしている話を聞いた。特に予定もなかったので、私もついて行くことにした。ただし、宿は別だった。私にはお金がなかったためだ。(うちの父はそこでお金を出してくれるほど、娘に甘くはない。)

いるかホステル

富山駅徒歩5分というところに惹かれ、いるかホステルに泊まった。オーナーさんの工夫が凝らされた可愛い宿だった。共用の食器も可愛かった。
何人かオーナーさんの顔なじみのお客さんが来ていたようで、夜は宴会で盛り上がっていた。が、私はここではシャイを発動してあんまり宿の方とは話さなかった。
村上春樹ルームなどもあって楽しい宿だった。

奈良のお寺で眠る

時は流れ2023年、冬。
弟の受験が近かっため友人と遊ぶことは家族から禁じられていたが、一人旅なら許可が出た。前々から温めていた、「寺に泊まる」というやりたいことを実行するときが来た。

信貴山大本山 玉蔵院

入口
お部屋
いたるところに虎、とら
精進料理の夜ごはん おいしい
迫力
朝の様子
写経もさせていただいた
つづいていく廊下

宿坊(泊まれるお寺)は数あったが、奈良で行きたいイベントがあったので、それに合わせて、奈良付近の信貴山大本山  玉蔵院に行くことに決めた。

大満足の一泊だった。夕方頃に着いて美味しい精進料理を食べ、お風呂に入り、持ってきた小説を少しだけ読んで、夜9時には寝た。
朝は5時頃に起きて、御祈祷体験をした。大般若祈祷が大迫力だった。お経の書いた蛇腹状の紙を、打ち付けてはばっさばっさとやる。

上の動画は、泊まったのとは山は同じだがまた異なる寺院のものなのだけれど、雰囲気はこちらで伝わると思う。圧倒された。

同じく一人で来ていたポーランド人の女の子の通訳になったりしつつ、写経も体験して、最後には首振り虎の置物を頂いたりした。ほくほく気分で帰路に就いた。いい宿泊体験だった。

おわりに

富山のお城

それぞれの宿に色々な個性があって、どの宿で過ごしたのも楽しい時間だった。

ホステルはとにかく安くて、学生でお金のなかった身にはとっても助かった。今考えてみても、一泊数千円は破格だ。奈良のお寺に泊まってみたのも大充実で楽しかった。

社会人になってからは一度も一人旅に行けていない。
今年こそは一人旅に行きたい。行くぞ。

・・・

一人旅で泊まった宿 ヨーロッパ編:

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