見出し画像

GWを迎えた新社会人諸君!プログレッシブにやってるか?

「拝啓 新緑の候いかがお過ごしでしょうか。」とか、40オーバーの自分の新卒採用のお礼の文面に書いたものだが、今の若者も書いたりするのだろうか。

少子化とはいえ、今年から新社会人として働き始めたキッズたちがたくさんいることだろう。

働き始めてすぐに連休を休める子、そうでない子もいると思うが「な〜んとなく1拍置くタイミング」だったりするのがGW。
これからの夢に向かって頑張ぞなモチベの子も、あれ?なんか思ってたのと違うけど、これから自分大丈夫?と悩む子もいるだろう。

どっちも正しい。夢を持つのも悩むのも若者そのもの。俺自身もその当時どちらもごちゃまぜな感覚だった。

これから話すのは、一人のおっさんが新卒時期から20年を越して、もしかしたら役に立つんじゃないかなって思う3つのことについてだ。

まず「一回り上くらい年の離れた大人と仲良くなる」のがオススメだ。

会社や組織に入ると直近仲良くなる先輩は年が離れていても良いところ3〜5歳くらい上なんてことが多いと思う。その程度の年の差だと大体の奴は、君たちキッズと同じような悩みを抱えてたりする。君たちが悩んだ時に相談しても、いい感じの方に導いてくれることはないだろう。相談相手していは全く信頼が出来ない。(先輩風を吹かして、わかったような口を聞いてくるような輩もいたりするのが定数いるのが、またウザったいところだが、どうせググった内容のコピペをしているだけだろうから聞きながすのが吉。)

一回り以上離れていれば、君の悩みをその人も同じように、花びら3回転くらいは苦しんでいる過去があるだろう。その人の経験からの振り絞ったアドバイスをくれるはずだ。なんでそんなことをしてくれるのかって?ある程度年を取ると若者から頼られるのは嬉しいことになるからだ。

ただ、人選びだけは慎重に。イル、すなわちかっこよさが少しでもイキフンa.k.aバイヴスは醸し出している大人を探し出せ。小中高の時も兄貴・姉貴がちょっとイカしてる奴とか同世代の中でもセンス良かったみたいな感じに近いかな。例えば、冬の寒い日でも「Tシャツの上にルイスレザー1枚」みたいなこだわりを効かせているアラサー好男子・女子なんてどうだろう。適当でスマン。

コロナ以降なかなか難しいかもしれないが、もし酒が飲めるのなら一人で飲み屋に行って一人の大人を探してみろ。当たり前だが外に出なければ、新しい知り合いは作りづらい。一人で色んな盛り場で飲んでみると、知らんやつに話しかけられたりする。sake is power。酒で時間、金、健康面でたくさんのものを失ったがシラフじゃない世界だから出会えた有人がいる。イルな仲間と「尻の穴のピンクな部分を見せ合う」ような恥をかきあい、時には吐瀉物を放出しながら語り明かす明け方。それが出来る期間はキッズたちが思っているより意外と短かったりする。アルコールじゃなくても良いのだが、日本人は「本音と建前」の民族。自分自身は心を解き放った状態を作って、大人を利用してほしい。「May the force be with you」的なあれだ。そーなるってことはもーあれだ。熱めのお茶だ。意味深なシャワーだ。(なお、俺はスターウォーズフリークの方はちょっと苦手だったりするがご勘弁いただきたい。)

2つ目だが、仕事はやりたいことに携われると尚良い。当たり前のように聞こえるだろうが、我々の平成世代よりかなりマトモな現代のキッズは、将来設計をちゃんと考えている子も多いだろう。

金持ちでもない限り、残念なことに働かなければならないのだが「仕事」ってのは、メンヘラ彼女ばりに手がかかる。職につくのも大変だが、続けることがムズい。

日本の若者であれば、90%以上が知るであろうミュージシャンと組んでる、売れっ子クリエーターの人に言われたのだが「自分はただ続けていただけで、他の人は辞めていってしまった」とのこと。彼は才能溢れる人なのでそんなことだけなわけナイナイナインティーシックスなのだが、まじで続けることは難しい。就職してその会社を10年続ければ、周りに同期なんていなくなるのが普通だろう。

続けるためには興味ややりがいが必要だろう。多くの大人は家族のためなど始め、しばらくすると「なんのために働くのか」「若い頃に尖って荒ぶっていた感覚」などは意識しなくなってくる。そうしないと続けられなかったりする気持ちは痛いほどわかったりする。でも、それでいいのかジャパン!

やりたいことが少しでも出来ているのであれば、それは「労働」じゃなく自分の「仕事」なっていく感覚を味わえると思う。今やっていることが嫌だからの逃げではなく、やりたいことがあってとりあえずマズイ飯をしばらく食べ続けられると思うのなら、それをやったほうが良い。10年ちゃんと向き合えば、生き残れる。ただし芸能界やアーティスティックなのはもう少しかかるかもだが。

最後に。君たちキッズの「若さ」は最強の武器だ。正直、その若さが憎くてたまらない。若いうちは大人に「若くて良いねぇ」なんて言われても煙たいだけだろう。俺もそうだった。でもわからないことは教えてほしいと言え。お金がないのでおごってほしいといえば良いんだよ。そういうことなんだよ。おごるかどうかは別の話だけどな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?