忘れられた日本 渋谷駅 からすぐ 800年の歴史 豊栄稲荷神社

金王八幡宮 の隣りにありながら、全く雰囲気の違う 聖域 です。
入ってすぐ右手、 庚申塔 が立ち並び、 参拝者 を迎えてくれます。

(庚申信仰)
61日ごとにまわってくる 庚申 の日に、近隣相集い講を結んで勤行飲食談笑、日ごろの労苦を忘れて一夜をすごすのが娯楽の少ない当時としては無上の楽しみだったもの。
一年に六度、三年で十八度の 庚申待 を終ったならば平素よりも御盛物などをたくさんあげて塚を築き塔を建てて盛大に供養したのが 庚申塔 です。 信仰 の記念碑のようなものですね。 江戸時代 の ご先祖様 の心を残したモニュメントとも言えます。

神社 の お稲荷様 は、
渋谷城 のお堀の外にあったことから「 堀の外稲荷 」
田んぼの中にあったことから「 田中稲荷 」
渋谷川 のそばにあったことから「 川端稲荷 」
いくつもの名前で変遷してきました。

昭和になって 豊澤稲荷 (元猿 楽町にある京極家の下屋敷)と周辺の数多くの 稲荷 を合祀した集合体。

昔の人と会話をすることはかないませんが、 神社 を通じて時代の空気を感じることができる、そんな楽しい聖域。

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