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【支援機関向け】「ここが変だよ応募書類~書類を通して見える支援者の質~」

いつもnoteをご覧いただき、ありがとうございます。

早いものでもう10月も終わろうとしています。
秋も深まり肌寒くなってまいりましたが、
年末に向けて、支援機関の皆さん、利用者の就労支援に忙しくされているのではないでしょうか。
当社でも企業から求人をお預かりし人材募集をしており、多くのご応募を頂いています。
届いた応募書類を拝見して思うのが、
「この書類だと、企業の選考に通らないのではないか」ということです。
気になる点が満載の応募書類。
支援者の皆さんはチェックできているでしょうか。

そこで、今回のテーマは。

「ここが変だよ応募書類~書類を通して見える支援者の質~」
以前にも、応募書類の重要性については触れてきました。
応募書類を見る人事担当者は、その内容から多くのことを読み取ります。
「応募者本人がどれだけ自身の障がいについて理解できているか判る内容であること」
「時系列や全体の内容構成に矛盾がないか」
この2点が特に大事な点だとお伝えしてきましたが、それ以前にもっと大事なことがあります。

応募書類の大前提


応募書類の大前提、それは「応募書類に不備がない」ことです。
例えば、
「誤字脱字、文字が切れていて読めない」
「応募書類に必要事項が記載・添付されていない」
「写真が貼付されていない」
「応募書類が他社用書類の流用であることが明らか」
そんなこと常識でしょう、と思われるかもしれませんが、当社が実際に目にした書類には、上記のようなことが多々あるのです。

「書類に少々の不備があっても、本人に会ってもらえば良さが理解してもらえるはず。」
いいえ、書類に不備があれば、会ってもらう確率が大きく下がるでしょう。
「応募書類に間違いがない」ことは、できて当たり前の必須要項だからです。
このような書類を見ると、本人の注意不足もさることながら、支援者は応募書類の指導をされていないのでは、心配になってしまいます。
担当されている障がい者の方の、基本的な応募書類の書き方(履歴書、職務経歴書、障害状況書など)を今一度、確認してみてはどうでしょうか。

応募書類から企業が読み取ること


就職は、人生の岐路の一つです。
その入り口である応募書類とは、道の一つを左右する、とても重要なものです。
就労のサポートされる支援者の皆さんは、道をうまく進めるよう手助けする存在です。
応募書類一つにしても、「企業が見たらどう感じるか」という目線を忘れずに、指導・添削をして頂きたいと思います。

以前にもお伝えしましたが、企業は応募者本人だけでなく、支援者も見ています。
何故なら、支援者がしっかりとサポートしてくれる障がい者については安定就労が見込めることを理解しているからです。
本人と支援者の連携がきちんととれている、支援者がしっかり指導サポートしている。
応募書類からはそう言ったことが読み取れるのです。

支援者の皆さんが熱心にサポートをしていらっしゃることは、面談の同席でお会いする度にとてもよく伝わります。
だからこそ、応募書類で印象が下がってしまうのは残念です。
是非、皆さんの熱意を隅々まで浸透させて頂きたいと願っています。

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