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検察官から弁護士へのキャリアチェンジ!〜経験弁護士インタビュー(70期:大泉まどか)

こんにちは、TSL採用担当です。
経験弁護士のインタビューシリーズをお届けします!

今回は2024年1月に入所した70期弁護士の大泉まどか(おおいずみ・まどか)の紹介です。元検察官の経歴を持つ大泉先生、弁護士へのキャリアチェンジの経緯やTSLを選んだ理由など、気になる話が満載です。ぜひ最後までお読みください。


検察官としてのキャリア

検察官を選んだ理由

もともと刑事分野には興味がありましたが、転勤が頻繁にある検察で、女性がキャリアを築いていくイメージが沸いていなかったのも事実でした。それがあるとき、ロースクールの講義で教官の女性検事の話を聞き、その方の人柄と仕事ぶりに憧れて「私もこんなふうになりたい!」と思ったんです。ロールモデルに出会えたことがきっかけでイメージが広がり、検察の道に進むことを決めました。

検察での働き方

検察官は5年経験を積んで一人前、と言われることが多いです。私も検察には5年在籍したのですが、その間にたくさんの経験を積んできました。ただ、正直私は検察官としてはちょっと珍しい雰囲気だったと思います。

検察では「自分の意見を持つ」ことが求められる一方で、上の決裁を得て仕事を進める必要があります。私は納得できないことには「なぜ?」といつも説明を求めるので、上司とぶつかることも多かったです。「いいからやれ!」というスタイルの人とは本当に合わなかった(笑)。(自分の知らないところで名前が知られている、なんてこともあったようです・・・!)

環境に恵まれ、キレッキレの上司たちのもと「この人たちすごい!」と憧れを抱きながら仕事に打ち込んでいた時期もあり、仕事は楽しかったです。一方で、一生検察にいることは自分には無理だろうなとなんとなく思っていた節もあり、次が地方転勤という5年目のタイミングで転職を決意しました。

弁護士へのキャリアチェンジ

転職先探し

周囲に起業している友人などもいて、資格を活かして彼らの役に立てたらという思いがあったので、まずは企業法務の取り扱いがあることを転職先探しの軸にしました。

ただ、結論から言うと最初の転職活動は失敗してしまい、事務所を1年経たずに退職しました。検察での経験しかなかったため「今さら私を雇ってくれる法律事務所はあるんだろうか」という不安も当時大きかったですし、なぜかエージェントは信じられないと思って避けていて相談先も無く、焦ってミスマッチな転職となってしまいました。

今となってはですが、検察から法律事務所への転職を考えている人には「意外と大丈夫だよ、採用してもらえるよ!」と伝えたいです(笑)。

TSLを選んだ理由

組織力と人間力
TSLに転職を決めた理由の一つは、組織力です。
検察では分業が徹底されており、効率的に業務がまわる仕組みができていたことに退職後気づきました。法律事務所ではトップの意向で全てが動く(または動かない)ことも多く、事件処理がうまく進まないシーンも目にしました。TSLは助け合ったり教え合うカルチャーがありますが、案件自体は担当弁護士が責任持って進めており、「組織」として動いている点が魅力でした。

もう一つは人間力です。
検察時代には事務官に当たりの強い人もいて、そんな環境では無駄な遠慮や気遣いが発生するし、効率的に仕事が進まないと感じていました。TSLは人間関係が良好で、「相手と仕事をする」という当たり前の発想が自然にあるところにも魅力を感じました。

さらに、リモートワークが可能であることもポイントでした。私はゴールに最短距離で行きたいタイプなので、家でできることをわざわざ職場でやるのは時間の無駄だと感じてしまいます。リモートワーク可としていても実際は全員出社している・・・なんてことはなく、TSLは本当に全員リモートワークを取り入れています!

TSLに入所しての感想

組織力や人間力など、すべてがイメージ通りでした。
面接って企業側も候補者側もお互い良いことしか言わない茶番みたいに思っていたんですが(笑)、TSLは面接時に「私たちこんな感じです」というのをできる限り見せてくれて、ミスマッチを防ごうとする姿勢が感じられました。事務所のことだけでなく、候補者のことも考えてくれていましたし、情報公開の多さに誠実さを感じました。

あまりにギャップが無さすぎて、実は入所して半年経った今でも「これは本当か?」と信じられない気持ちだったりします!

また、会社員っぽい働き方の事務所だと、チームで案件を持っていて先輩弁護士のチェックが入り、勤務時間も決まっていて・・・というイメージだと思います。TSLは組織力がある一方、それぞれの弁護士が自由に働き、自分の裁量で仕事を進めていくスタイルなので、自分の責任ですべてが決まるという感覚があります。

一人で進められるのはスムーズで楽な反面、責任は自分にあります。検察は上司の決裁を通して進めるスタイルだったので、TSLに来て「弁護士ってこういう仕事か!」と感じる日々です。

TSLでの今後の目標

今は色んな経験を積みたいです。企業法務に携わることは当初からの目標でしたが、他の分野にも積極的に取り組むことで、クライアントへの提案の幅が広がると感じています。

例えば私の強みは元検察官であることですが、じゃあ刑事事件でしかその経験が活きないかと言うとそんなこともなく、たとえば男女問題をやっていてふと知見が活きるようなシーンもあります。企業法務でも、同じように物事を繋げていけるのではないかなと。

TSLでは、交通事故の取り扱いが始まったり、IPO案件の依頼が来たり、定期的な勉強会もあって色んな機会があります。色んなところに顔を出して、自分の引き出しをどんどん増やしていきたいです。


おわりに

大泉先生のインタビュー、いかがでしたでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。

TSLでは新人・経験弁護士を全国で募集しています。新人の方向けには採用説明会も行っています。気になった方はぜひ他のインタビューもご覧いただき、ご応募をご検討ください!

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