創元SF短編賞のあゆみ

創元SF短編賞は、アンソロジー《年刊日本SF傑作選》シリーズ内の企画として、2009年に東京創元社が創設したSF新人賞です。 正賞受賞作品は小社刊『紙魚の手帖 Genesis特集号』で発表されます(第1回~第10回は《年刊日本SF傑作選》、第11回~第13回は《Genesis》掲載)。また、優秀賞(第2回までは佳作)および選考委員特別賞も贈られています。
(以下、一部敬称略)


2008年

12月
大森望日下三蔵の両氏を編者として、《年刊日本SF傑作選》シリーズの1冊目となる『虚構機関』を刊行。

2009年

6月5日
大森望・日下三蔵両氏を選考委員として第1回創元SF短編賞の公募を開始。《年刊日本SF傑作選》シリーズ内の企画としてのスタートです。

2010年

1月12日
第1回の公募締切。予想を大幅に上回る応募作612編が集まりました。   第1回のゲスト選考委員に山田正紀氏を迎えることを決定。

4月10日
第1回の一次通過作43編を選出。大森、日下選考委員が全応募作を読み、選考しました。 4月22日 第1回の最終候補作15編を選出。

5月10日
第1回最終選考会(於・東京創元社1階会議室)。6月14日にサイト上で結果を発表し、〈ミステリーズ!〉vol.41(2010年6月号)に選評を掲載しました。
  受賞作:松崎 有理「あがり」
  佳作:高山 羽根子「うどん キツネつきの」
  大森望賞(選考委員特別賞):坂永 雄一「さえずりの宇宙」
  日下三蔵賞(選考委員特別賞):山下 敬「土の塵」
  山田正紀賞(選考委員特別賞):宮内 悠介「盤上の夜」
※ 当初は受賞作のみを決定する予定だったが、激論の結果、佳作(第3回より「優秀賞」に改称)と、山田さんの提案により選考委員特別賞が設けられた。

7月
第1回受賞作および選評を収録した、『年刊日本SF傑作選 量子回廊』を刊行。あわせて、第2回の公募を開始。

8月6日
第1回贈呈式(於青山ブックセンター青山本店)。受賞者には記念品として懐中時計が贈られました(松崎有理さんのサイトで写真を見られます)
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」も併催(出演者:大森望、日下三蔵、小浜徹也)。   第2回のゲスト選考委員に堀晃氏を迎えることを決定。

12月24日
『原色の想像力 創元SF短編賞アンソロジー』刊行。
第1回佳作と選考委員特別賞3編および最終候補作6編、そして松崎有理の受賞後第一作の計10編を収録し、選考座談会の模様も掲載。オール新人作品アンソロジーは、日本SF史上初めてのものでした。

2011年

1月10日
第2回公募を締切。応募総数は594編でした。

1月15日
『原色の想像力』刊行記念トークイベント(於・オリオン書房ノルテ店)。出演者:大森望、日下三蔵、山田正紀、小浜徹也。松崎有理さんによるレポートはこちら

4月5日
〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、『原色の想像力』人気投票企画の結果発表。1位・宮内悠介「盤上の夜」、2位・高山羽根子「うどん キツネつきの」、3位・おおむら しんいち「かな式 まちかど」

4月22日 第42回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に第1回受賞作・松崎有理「あがり」が選出

4月27日 第2回の一次通過作56編を選出。大森、日下選考委員が全応募作を読み、選考しました。

5月2日 第2回の最終候補作18編を選出。

5月12日 第2回最終選考会(於・東京創元社4階会議室)。サイト上で結果を発表し、〈ミステリーズ!〉vol.47(2011年6月号)に選評を掲載しました。
  受賞作:酉島 伝法「皆勤の徒」
  佳作:空木 春宵「繭の見る夢」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:片瀬 二郎「花と少年」
  日下三蔵賞:志保 龍彦「Kudanの瞳」
  堀晃賞:忍澤 勉「ものみな憩える」

7月 第2回受賞作および選評を収録した、『年刊日本SF傑作選 結晶銀河』刊行。あわせて、第3回の公募を開始(ゲスト選考委員として飛浩隆氏を迎える旨を公募時に告知)。

8月5日
第2回贈呈式(於・ベルサール飯田橋)。トークイベント「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」も併催しました(出演者:大森望、日下三蔵、堀晃、小浜徹也)。約70名の方に御参加いただきました。松崎有理さんによる受賞者インタビュー&レポートはこちら。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」2階をお借りしました。

9月30日 第1回受賞・松崎有理の初単行本『あがり』刊行。
東京創元社初の日本SF専門レーベル、〈創元日本SF叢書〉の第1弾となりました。

11月26日
『原色の想像力』に収録された永山驢馬「時計じかけの天使」が、フジテレビ「『世にも奇妙な物語』2011 秋の特別編」内の最終話「いじめられっこ」として短編ドラマ化。

12月1日
〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、松崎有理『あがり』収録作の人気投票企画の結果発表。 12月10日 月例イベント〈SFファン交流会〉の企画「新人SF作家に訊く」に、第1回短編賞出身の松崎有理・高山羽根子・宮内悠介が出演。

2012年

1月10日
第3回公募を締切。応募総数は618編と過去最高となり、第一次選考を大森・日下両選考委員と東京創元社編集部2名の計4名で分担しました。 3月5日 第3回の一次通過作56編を選出。

3月15日
大森・日下両選考委員により、第3回の最終候補作15編を選出。

3月21日
第2回の佳作と選考委員特別賞3編、最終候補作のうち5編および酉島伝法の受賞後第一作(計8編)を収録したアンソロジー『原色の想像力2』を刊行。選考座談会の模様も掲載。

3月21日
第1回山田正紀賞受賞・宮内悠介の初単行本『盤上の夜』(創元日本SF叢書)刊行。

3月26日
高山羽根子さんのご結婚を祝う会で発行された、結婚記念ファンジンのリレー小説『急げ走れ言葉』に、短編賞出身者から松崎有理、酉島伝法、宮内悠介、端江田杖、笛地静恵、オキシタケヒコ、忍澤勉、志保龍彦、空木春宵、坂永雄一が参加。

4月14日
第3回最終選考会(於・横浜市開港記念会館)。コンベンション〈はるこん2012〉内の企画として、公開形式で行なわれました。ツイッターおよびサイト上で結果を発表し、〈ミステリーズ!〉vol.53(2012年6月号)に選評を掲載しました。
  受賞作:理山 貞二「〈すべての夢|果てる地で〉」
  優秀賞(佳作から改称):オキシ タケヒコ「プロメテウスの晩餐」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:皆月 蒼葉「テラの水槽」
  日下三蔵賞:舟里 映「頭山」
  飛浩隆賞:渡邊 利道「エヌ氏」

4月15日
〈はるこん2012〉内の企画として 「『原色の想像力』の部屋」が設けられました。松崎有理、高山羽根子、宮内悠介、端江田仗、オキシタケヒコ、さらに選考委員の大森望、日下三蔵が出演し、小浜徹也が司会をつとめました。

4月22日
第43回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に、第1回創元SF短編賞・山田正紀賞受賞の宮内悠介「スペース金融道」(『NOVA6』収録)が選出。

5月4日
コンベンション〈SFセミナー2012〉の合宿企画として「『原色の想像力2』読書会」(岡和田晃主催・司会)、「《原色の想像力》の部屋」が設けられました。SF短編賞の出身者では、松崎有理、酉島伝法、宮内悠介、忍澤勉、また選考委員の大森望、日下三蔵、および編集部・小浜徹也も参加しました。

6月5日
・〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、宮内悠介『盤上の夜』収録作の人気投票企画の結果発表
・〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、『原色の想像力2』人気投票企画の結果発表。1位・オキシタケヒコ「What We Want」、2位・空木春宵「繭の見る夢」、3位・酉島伝法「洞の街」

6月
第3回受賞作および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 拡張幻想』刊行。あわせて第4回の公募を開始(ゲスト選考委員として円城塔氏を迎える旨を公募時に告知)。

7月5日
第147回直木賞候補作に、第1回創元SF短編賞・山田正紀賞の宮内悠介『盤上の夜』が選出 7月14日 第3回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」を併催(出演者:大森望、日下三蔵、飛浩隆、小浜徹也)。約70名の方に御参加いただきました。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

10月25日
Amazon.co.jpにおいて日本版Kindleストアがオープン。創元SF短編賞受賞作である松崎有理「あがり」酉島伝法「皆勤の徒」も、それぞれ短編単体でKindle版を販売開始。

12月2日
日本版Kindleストア「日本の小説・文芸」部門ベストセラーランキングにおいて、酉島伝法「皆勤の徒」が1位を獲得。

12月8日
宮内悠介『盤上の夜』が、第33回日本SF大賞を受賞(月村了衛『機龍警察 自爆条項』[ハヤカワ・ミステリワールド]と同時受賞)。

12月21日
第3回創元SF短編賞受賞作である理山貞二「〈すべての夢|果てる地で〉」について、短編単体で電子書籍版を販売開始。

2013年

1月15日
第4回公募を締切。応募総数は576編でした。

1月19日
宮内悠介が第6回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞

2月
宮内悠介『盤上の夜』が、ベストSF2012国内篇2位(『SFが読みたい!2013年版』早川書房)に選ばれる。

3月18日
大森・日下両選考委員および東京創元社編集部2名による選考を経て、第4回の一次通過作53編を選出。

3月25日
大森・日下両選考委員により、第4回の最終候補作16編を選出。
第44回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に、酉島伝法「洞(うつお)の街」、オキシタケヒコ「What We Want」(以上、『原色の想像力2』収録)、理山貞二「〈すべての夢|果てる地で〉」(『拡張幻想』収録)、宮内悠介「盤上の夜」(『盤上の夜』収録)が選出。 4月27日 第4回最終選考会(於・さいたま市武蔵浦和コミュニティーセンター)。コンベンション〈はるこん2013〉内の企画として、公開形式で行なわれました。
  受賞作:宮西 建礼「銀河風帆走」
  優秀賞:該当作なし
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:鹿島 建曜「The Unknown Hero: Secret Origin」 ※受賞者より2022年3月に返上されました。
  日下三蔵賞:高槻 真樹「狂恋の女師匠」
  円城塔賞:与田 Kee「不眠症奇譚」

4月28日 〈はるこん2013〉内の企画「星雲賞に清き一票を!」が行なわれ、オキシタケヒコ、酉島伝法、宮内悠介、理山貞二が出演しました。

6月 第4回受賞作および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 極光星群』刊行。あわせて第5回の公募を開始(ゲスト選考委員として瀬名秀明氏を迎える旨を公募時に告知)。

7月27日
第4回創元SF短編賞受賞作である宮西建礼「銀河風帆走」を、短編単体の電子書籍版を販売開始。

8月9日
第4回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」を併催(出演者:大森望、日下三蔵、円城塔ほか)。約70名の方に御参加いただきました。
なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

8月29日
第2回受賞・酉島伝法の初単行本『皆勤の徒』(創元日本SF叢書)刊行。

11月6日
〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、酉島伝法『皆勤の徒』人気投票企画の結果発表

2014年

1月13日
酉島伝法『皆勤の徒』が、「AXNミステリーBOOK倶楽部番外篇 闘うベストテン 場外乱闘篇ROUND2」で国内篇1位に選出される

1月14日
第5回公募を締切。応募総数は461編でした。

2月
酉島伝法『皆勤の徒』が、ベストSF2013国内篇1位(『SFが読みたい!2014年版』早川書房)に選ばれる

3月1日
酉島伝法『皆勤の徒』が、第34回日本SF大賞を受賞

3月2日
酉島伝法『皆勤の徒』が、第4回Twitter文学賞国内編2位に選ばれる

3月7日
大森・日下両選考委員および東京創元社編集部2名による選考を経て、第5回の一次通過作44編を選出。

3月19日
大森・日下両選考委員により、第5回の最終候補作14編を選出。

4月11日
第5回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
  受賞作:門田 充宏「風牙」高島 雄哉「ランドスケープと夏の定理」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:有井 聡「女友達」
  日下三蔵賞:浦出 卓郎「懐柔」
  瀬名秀明賞:合戸 周左衛門「剣はデジャ・ブ」

4月12日
〈はるこん2014〉内の企画「第5回創元SF短編賞 結果発表会」が行なわれ、大森望、日下三蔵、瀬名秀明の三選考委員が出演しました。

6月
第5回受賞作である門田充宏「風牙」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 さよならの儀式』刊行。あわせて第6回の公募を開始(ゲスト選考委員として恩田陸氏を迎える旨を公募時に告知)。

8月 『ミステリーズ!』vol.66に、第5回受賞作である高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」を掲載。

8月11日 第5回受賞作である門田充宏「風牙」高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」について、それぞれ単体の電子書籍版を販売開始。

8月30日 第5回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」を併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

9月
酉島伝法「皆勤の徒」の英訳版"Sisyphean"を収録したアンソロジーPhantasm Japanが、米Haikasoru社より刊行される。

11月28日
第1回佳作受賞・高山羽根子の初単行本『うどん キツネつきの』(創元日本SF叢書)刊行。

2015年

1月13日
第6回公募を締切。応募総数は510編でした。

2月5日
〈Webミステリーズ!〉サイト上で開催した、高山羽根子『うどん キツネつきの』人気投票企画の結果発表

3月2日
大森・日下両選考委員および東京創元社編集部3名による選考を経て、第6回の一次通過作56編を選出。 3月24日 第6回の最終候補作9編を選出。

4月27日
・第6回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
  受賞作:宮澤 伊織「神々の歩法」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:宇部 詠一「この凍えた世界に生まれる前に」
  日下三蔵賞:伊藤 知子「君たち教室に入りなさい」
  恩田陸賞:逸見 真由「バッコちゃん」
第46回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に、高山羽根子「おやすみラジオ」(『うどん キツネつきの』収録)が選出。これを記念して、同作を期間限定で全文無料公開(~6/18)。

6月
第6回受賞作である宮澤伊織「神々の歩法」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 折り紙衛星の伝説』刊行。あわせて第7回の公募を開始(ゲスト選考委員として山本弘氏を迎える旨を公募時に告知)。

6月30日
・第6回創元SF短編賞受賞作である宮澤伊織「神々の歩法」について、短編単体で電子書籍版を販売開始。
・宮内悠介の初長編『エクソダス症候群』(創元日本SF叢書)刊行。

7月12日
日本版Kindleストア「日本の小説・文芸」部門ベストセラーランキングにおいて、宮澤伊織「神々の歩法」が1位を獲得。

8月25日
第6回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」、第1回創元ファンタジイ新人賞トークショーを併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

12月18日
第1回佳作受賞・高山羽根子の初単行本『うどん キツネつきの』が、第36回日本SF大賞候補となる。

2016年

1月12日
第7回公募を締切。応募総数は464編でした。

3月2日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第7回の一次通過作52編を選出。

3月29日
第47回星雲賞・日本長編部門で宮内悠介『エクソダス症候群』、日本短編部門で宮澤伊織「神々の歩法」がそれぞれ参考候補作に選出

4月4日
第7回の最終候補作8編を選出。

4月20日
第7回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
  受賞作:石川 宗生「吉田同名」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  大森望賞:フカミ レン「細胞れみんの冥界震度ライブ」
  日下三蔵賞:梓見 いふ「狂えよ。」
  山本弘賞:各務 都心「虹の石」

6月30日
・第7回創元SF短編賞受賞作である石川宗生「吉田同名」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 アステロイド・ツリーの彼方へ』刊行。あわせて第8回の公募を開始(ゲスト選考委員として長谷敏司氏を迎える旨を公募時に告知)。
・第7回受賞作である石川宗生「吉田同名」について、短編単体で電子書籍版を販売開始。

7月29日
第7回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」を併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

2017年

1月10日
第8回公募を締切。応募総数は417編でした。引き続いて第9回公募を開始。

2月22日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第8回の一次通過作41編を選出。

3月29日
第8回の最終候補作6編を選出。

4月3日
第48回星雲賞・日本短編部門で石川宗生『吉田同名』が参考候補作に選出

4月中旬
『ミステリーズ!』vol.82に、第8回山本弘賞受賞作である各務都心「虹の石」を掲載。

4月17日
第8回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
  受賞作:久永 実木彦「七十四秒の旋律と孤独」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
  長谷敏司賞:久野曜「銀の滴降る降る」

7月
第9回のゲスト選考委員に新井素子氏を迎えることを発表。

7月28日
第8回創元SF短編賞受賞作である久永実木彦「七十四秒の旋律と孤独」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 行き先は特異点』刊行。

9月6日
第8回贈呈式(於・ベルサール飯田橋駅前)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」、第2回創元ファンタジイ新人賞贈呈式&トークショーを併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

2018年

1月9日
第9回公募を締切。応募総数は424編でした。引き続いて第10回公募を開始。

1月26日
第7回受賞・石川宗生の初単行本『半分世界』(創元日本SF叢書)刊行。

2月
第10回のゲスト選考委員に宮内悠介氏を迎えることを発表。

2月23日
宮内悠介『超動く家にて 宮内悠介短編集』(創元日本SF叢書)刊行。

2月27日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第9回の一次通過作36編を選出。

3月20日
酉島伝法『皆勤の徒』の英訳版Sisyphean(Daniel Huddleston 訳)が、米Haikasoru社より刊行される。 3月27日 第9回の最終候補作8編を選出。

4月15日
第49回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に石川宗生「白黒ダービー小史」が選出

4月24日
・Twitter上で開催した、宮内悠介『超動く家にて 宮内悠介短編集』人気投票企画の結果発表
・第9回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
受賞作:八島游舷「天駆せよ法勝寺」
優秀賞:南雲マサキ「機械はなぜ殺すか」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
大森望賞:織戸久貴「夏の結び目」
日下三蔵賞:能仲謙次「感喜に染まれ」
新井素子賞:竹田人造「アドバーサリアル・パイパーズ、あるいは最後の現金強盗」

6月29日
第9回創元SF短編賞受賞作である八島游舷「天駆せよ法勝寺」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』刊行。

8月22日 第9回贈呈式(於・神楽坂HCS)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」、第3回創元ファンタジイ新人賞トークショーを併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

8月30日
第5回受賞・高島雄哉の初単行本『ランドスケープと夏の定理』(創元日本SF叢書)刊行。

10月31日
第5回受賞・門田充宏の初単行本『風牙』(創元日本SF叢書)刊行。

12月14日
第7回受賞・石川宗生の初単行本『半分世界』が、第39回日本SF大賞候補となる。

12月21日 書き下ろしアンソロジー『Genesis 一万年の午後』刊行。

2019年

1月15日
第10回公募を締切。応募総数は511編でした。

3月7日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第10回の一次通過作45編を選出。

3月29日
酉島伝法『宿借りの星』(創元日本SF叢書)刊行。

4月16日
第10回の最終候補作9編を選出。

4月22日
第10回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
受賞作:トキオ・アマサワ「サンギータ」
優秀賞:斧田小夜「飲鴆止渇」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員特別賞が贈られました。
日下三蔵賞:谷林守「『サハリン社会主義共和国近代宗教史料』(二〇九九)抜粋、およびその他雑記」
宮内悠介賞:千葉集「回転する動物の静止点」

5月10日
門田充宏『追憶の杜』(創元日本SF叢書)刊行。

8月30日
第10回創元SF短編賞受賞作であるアマサワトキオ「サンギータ」および選評を収録した『年刊日本SF傑作選 おうむの夢と操り人形』刊行。

8月31日
高島雄哉『エンタングル:ガール』(創元日本SF叢書)刊行。

9月2日
第10回贈呈式(於・TKP飯田橋ビジネスセンター)。
トークショー「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」、第4回創元ファンタジイ新人賞トークショーを併催。なお二次会は飯田橋で中井紀夫先生が経営する「Barでこや」をお借りしました。

11月29日
松崎有理『イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集』(創元日本SF叢書)刊行。

10月31日
書き下ろしアンソロジー『宙を数える』『時を歩く刊行。

12月11日
酉島伝法の初長編『宿借りの星』が、第40回日本SF大賞最終候補となる。

12月20日
書き下ろしアンソロジー『Genesis 白昼夢通信』刊行。

2020年

1月14日
第11回公募を締切。応募総数は468編でした。引き続いて第12回募集を開始。

2月23日
酉島伝法『宿借りの星』が、第40回日本SF大賞を受賞(小川一水《天冥の標》シリーズ[ハヤカワ文庫JA]と同時受賞)。

3月2日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第11回の一次通過作60編を選出。

3月30日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第11回の最終候補作6編を選出、改稿を開始。

4月27日
第11回最終選考会を行ないました(オンライン会議)。
受賞作:折輝真透「蒼の上海」
また、惜しくも選に漏れた最終候補作の中から下記の作品に、選考委員奨励賞が贈られました。
選考委員奨励賞:夜来風音「大江戸しんぐらりてい」

5月7日
第51回星雲賞・日本長編部門の参考候補作に酉島伝法『宿借りの星』が選出。
第51回星雲賞・日本短編部門の参考候補作に宮西建礼「もしもぼくらが生まれていたら」、オキシタケヒコ「平林君と魚の裔」、門田充宏「風牙」が選出。

8月28日
第11回創元SF短編賞受賞作である折輝真透「蒼の上海」および選評を収録した書き下ろしアンソロジー『Genesis されど星は流れる』刊行。

9月30日
高山羽根子『暗闇にレンズ』(四六判仮フランス装)刊行。

12月25日
第8回受賞・久永実木彦の初短編集『七十四秒の旋律と孤独』(創元日本SF叢書)刊行。

2021年

1月12日
第12回公募を締切。応募総数は550編でした。引き続いて第13回募集を開始。

3月2日
東京創元社編集部5名による選考を経て、第12回の一次通過作66編を選出。

4月2日
東京創元社編集部4名による選考を経て、第12回の最終候補作7編を選出、改稿を開始。

4月27日
第12回最終選考会を行ないました(オンライン会議)。
受賞作:松樹凛「射手座の香る夏」
優秀賞:溝渕久美子「神の豚」

7月30日
第2回佳作・空木春宵の初短編集『感応グラン゠ギニョル』(創元日本SF叢書)刊行。

9月24日
門田充宏『蒼衣の末姫』(創元推理文庫)刊行。

10月29日
第12回創元SF短編賞受賞作である松樹凛「射手座の香る夏」、優秀賞受賞作である溝渕久美子「神の豚」、および選評を収録した書き下ろしアンソロジー『Genesis 時間飼ってみた』刊行。

11月4日
「第12回創元SF短編賞&『Genesis 時間飼ってみた』刊行記念トークショー」をオンライン公開。

2022年

1月11日
第13回公募を締切。応募総数は496編でした。引き続いて第14回募集を開始。

1月28日
高山羽根子・酉島伝法・倉田タカシ『旅書簡集 ゆきあってしあさって』刊行。

2月28日
東京創元社編集部4名による選考を経て、第13回の一次通過作62編を選出。

3月25日
東京創元社編集部3名による選考を経て、第13回の最終候補作5編を選出、改稿を開始。

4月26日
第13回最終選考会を行ないました(オンライン会議)。
受賞作:笹原千波「風になるにはまだ」

9月30日
・第13回創元SF短編賞受賞作である笹原千波「風になるにはまだ」および選評を収録した書き下ろしアンソロジー『Genesis この光が落ちないように』刊行。
「第13回創元SF短編賞&『Genesis この光が落ちないように』刊行記念トークショー」をオンライン公開。

12月9日
松崎有理『シュレーディンガーの少女』(創元SF文庫)刊行。

12月
久永実木彦「わたしたちの怪獣」『紙魚の手帖 vol.6 AUGUST 2022』掲載)が、第43回日本SF大賞の最終候補作となる

2023年

1月10日
第14回公募を締切。応募総数は487編でした。引き続いて第15回募集を開始。

2月24日
東京創元社編集部4名による選考を経て、第14回の一次通過作68編を選出。

4月25日
第14回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
受賞作:阿部登龍「竜は黙して翔ぶ」

5月31日
久永実木彦『わたしたちの怪獣』(創元日本SF叢書)刊行。

8月10日
第14回創元SF短編賞受賞作である阿部登龍「竜と沈黙する銀河」および選評を収録した『紙魚の手帖 vol.12 AUGUST 2023』刊行。

9月6日
「第14回創元SF短編賞&『紙魚の手帖 vol.12 AUGUST 2023』刊行記念トークショー」をオンライン公開。

10月31日
宮澤伊織『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』(創元日本SF叢書)刊行。

12月14日
久永実木彦『わたしたちの怪獣』(創元日本SF叢書)が、第44回日本SF大賞の最終候補作となる

2024年

1月9日
第15回公募を締切。応募総数は521編でした。

2月20日
外部協力者を含む第一次選考を経て、第15回の一次通過作67編を選出。

2月29日
第12回受賞・松樹凛の初短編集『射手座の香る夏』(創元日本SF叢書)刊行。

3月13日
編集部3名による第二次選考を経て、第15回の最終候補作5編を選出。

4月22日
第15回最終選考会を行ないました(於・東京創元社)。
受賞作:稲田一声「廃番の涙」

4月23日
第55回星雲賞・日本短編部門で久永実木彦「わたしたちの怪獣」、宮澤伊織「宇宙飲んでみた」がそれぞれ参考候補作に選出

4月26日
空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』(創元日本SF叢書)刊行。

6月5日
第55回星雲賞日本短編部門を久永実木彦「わたしたちの怪獣」が受賞。

8月10日
第15回創元SF短編賞受賞作である稲田一声「喪われた感情のしずく」および選評を収録した『紙魚の手帖 vol.18 AUGUST 2024』刊行。

9月2日
「第15回創元SF短編賞贈呈式&トークイベント」を開催。(於・インテリジェントロビー・ルコ)。
トークイベント「新人賞選考の舞台裏をセキララに語る」「宮西建礼・高島雄哉対談」を併催。

(2012年7月5日作成/2024年9月6日更新)

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