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偉人と名言-9-フィリップ・トルシエ

今日は元サッカー日本代表監督フィリップ・トルシエの日韓共催W杯のメンバー発表時の名言。サッカーだけでなく、全てのマネージメントに通じる言葉です。

「ここに選んだメンバーは日本で最もサッカーが上手い23人を意味するワケではない。だが私は、最高のチームとしてこの23人を選んだ・・・必要なのは、スタートから試合に出るような選手が15人、試合の流れを変えるサブとして4、5人、そして試合に出るチャンスが少なくても決して心の折れない選手が2、3人。これがチームだ」

彼が率いる日本代表は、日本史上初めて一次リーグを突破し、ベスト16に進出しました。決勝トーナメント1回戦でトルコに敗れたましたが、日本のベスト16進出は当時としてはセンセーショナルな出来事でした。

トルシエ監督は徹底的に組織を大切にした監督でした。「サッカーは60%は組織で決まる」との言葉も残しています。今回の名言は、そんな彼の「チーム」についの哲学が詰まっている様に思います。

彼は「個として優れた23人=優れたチーム」ではないと断言し、個として優れている選手の寄せ集めよりチームとして機能するコトを選びました。

結果は、前述した通り、輝かしい成績を残しています。

この哲学はサッカーに限らず、すべての組織に当てはまる考え方だと筆者は思います。個の集合体がそのままチームではない、チームにはチームとして機能するのに必要なコトがあり、そこを担う人材が必要です。

全員がスーパースターのチームって意外と脆いものです。自分がマネジメント側の時も、自分がチームの一員の時も、「個の集合体ではなくチーム」の意識を大切にしていきたいですね。


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