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【論】たとえ国民全員が反対しても戦争は行われる

世界中の誰もが戦争には反対なのに、戦争は起き続けている。戦争反対は戦争の抑止力になっていないように思える。
『火垂るの墓』は反戦映画だと思うのだが、緊迫した状況になったら、「日本人をあんな目に合わせないために戦争をしなければならない」と言って戦争を煽る輩も出てくるだろう。『火垂るの墓』でさえも戦争を助長することが出来るのだ。全ての反戦映画は戦争を助長させることに利用される可能性がある。そうなると戦争を止める術はないことになる。

全体を司るシステムの動きは、個の意志とは関係ないのだ。個の意志の集合が全体ではないのは、今までの世界の動きからも明らかだ。
しかし、我々は個人の感情が社会や世界を動かせると信じている。いつまでそんな幻想を描くのだろうか。我々は個人の感情表現ではなく、全体のシステムの動きを可視化する道具をは発明する必要がある。

◇◇東京ハバナの理屈の想定外のコーナー◇◇
休日だが今日も会社でプレゼンの資料を作っていた。自分の立場上、仕方がない。ニュースを見ると東京1979人/神奈川631人/埼玉510人/千葉343人/大阪461人。本日のコロナ感染者が発表された。五輪関係者でも感染者が出ているらしいし、選手を選手村に閉じ込めることにも無理があるみたいだ。すでにバブルは弾けている。そうなることは当たり前のようにわかっていたが、「完璧に管理するから大丈夫」と根拠のないデマカセを奴らは言って、自分の立場を守るのに必死だった。
もう進みだした五輪は、奴らの自己保身のため、決して止まろうとしない。もはやコロナの状況とは関係なく、五輪は進んでいく。何があろうと、あらゆる理由と嘘と言い訳をこねくり回して進んでいく。きっと国を亡ぼすのはコロナではない。奴らの立場主義が国を滅ぼすんだ。『立場』は人間を狂気に変える。誰も『立場』には決して逆らえないようだ。



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