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なにっ夏が終わるだと!
いや聞いてないし
こんばんは、執筆時点で91日配信休業中
夕暮れ配信の東京砂漠です。3か月休業なんてなると思ってませんでしたから、いろんなこと考えてはやめてを繰り返して、あれっ何考えてたっけ?などと過ごしております。
入院中とても体調的につらい時期と精神的にもつらいことがあり、幾つかの夢も消えてしまいました。そこからまた何か楽しいことをと考えるまで1か月かかったのが最近です。
前回に、好きな曲という永遠に書けてしまうテーマの続きを期待されたあなた、そうあなた、今コッチ見たあなたにピッタリのネックレスが今なら60回払いで…
いや違う、ほんと違う。気をつけましょうね…
今だから言うと90日というか3か月休んだら辞めようと思ってました。ええ、ほんの2、3日前までは。
ああ、怒らないでください。行ったり来たりするものなのですよ。たとえそれがベッドの上の生活でもね。
長くなりましたが、東京砂漠という配信者でございます。第一回の投稿から読んでいただければ、爆笑こそ無いですが、クスッと笑えます。(某研究所比
「早めの夏休みします!」
そう言って配信を休むつもりが、まさかの入院でこんなに長くなってしまったのも、まあほんとに休暇が必要だったかもしれません。
ある夏の終わりの話
新橋と聞いていろいろな場所を思い浮かべるでしょうか? 東京の新橋のとある夏の終わりの話をします。
その日夕方から湿度を纏った風が吹くと、ひんやりとした気がしました。
携帯電話など無い頃、いやあったけど買えるもんじゃなかったかもしれない。
親父に呼び出されたボクは、待ち合わせ場所と言われた中華料理屋に歩いて向かいました。
酔った人を避けながら。途中焼き鳥屋の前で両切り煙草を吸って。あの頃は吸ってたなあ。
約束の中華料理屋ののれんは、くたびれていろんなもの吸ってるせいか重たく、風になびくことも無い。
横開きの扉を開けると親父が居た。珍しいいつも遅刻してくるのが親父でした。
赤い中華料理屋の4人がけテーブル。
炒飯と餃子とビールをなぜか頼んだ。それを運んできたお婆ちゃんが、なぜかボクを見て頷きながら笑顔でいた。
ボクと親父と当時の彼女の分の同じメニューが並んで、
「いただきま…」
「ちょっと待て」
親父が制した。
「この店はとても我が家にとってだな…その…神聖な…神聖ではないか。」
などと親父が言っている間にビールがジョッキできた。
そしていきなり
「誕生日おめでとう」
乾杯の音頭としては下手すぎる。
ビールを口にし始めた瞬間に親父が
「このテーブルでキミのオムツを換えた私に乾杯」
ビールを少し吹いてしまった。
そのあとは、
ボクには記憶の無い話。
いつのまにか、店の婆さんや店主も加わり、
のれんが内側になっても。
だんだんこの辺りの記憶が少しづつ後半から覚えていないことに気づきました。
夏の終わりの誕生日の人って、まあまあ周りが忙しくてさみしいこともあるかもしれないですが、それをさみしいと言えば、もう何度もさみしいこと超えてきましたけど、いつもケーキがあるわけじゃなくて、ひとりで過ごすこともありました。
新橋の中華料理屋は、その後閉店されました。閉店する前に行った時も、あんまり変わっていない店内で、
炒飯と餃子とビール
美味かった。
外まで出て見送っていただいて
「さようなら」
そう聞こえたので振り向いて
「いつか機会があったらまたお店やっ…」
咄嗟に出てしまった言葉に、
「さようならは一度だけ、そう仰ってたよお父さん。」
父が亡くなる直前に、その店に行って、そう言ったそうです。ふと思い出しました。
「また会えるかどうかわからないから1度だけ」
2022年に思い出せて良かった。
誕生日に新しい思い出をありがとうございました。特殊な環境ですが、覚えていてくださり嬉しく思います。退院する前に台風いくつ来るか。夏を持っていってしまわないかと、嬉しい言葉を読みながら過ごしています。
どうかお身体に気をつけて。
またお会いしましょう。
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