見出し画像

【独学一級建築士試験】学科試験 勉強スケジュール

今回は、独学で一級建築士試験学科試験の勉強をしたときのスケジュールについてお話しします。

総合資格や日建学院の予備校に通ってる方は、長期コースだと12月から授業がスタート、短期コースだと4月から授業がスタートするようなスケジュールだと思います。

独学の方も、12月からコツコツ勉強していく人もいれば、4月から短期集中で勉強していく人もいて、スタンスは様々かと思います。

私の場合は12月から勉強をスタートしました。
これといった得意科目がなかった事、学生時代に構造が苦手だったので苦戦するだろうなという事、そして何より絶対に一年で合格したいという強い決意があったので、12月からコツコツ勉強をしました。

以下、期間ごとの勉強目標にしていた事です。

12月

■法令集の線引き完成
■法規の容積率・建蔽率の問題を完璧に理解する
■構造力学の計算問題を完璧に理解する

12月は上記の3つを徹底しました。
法令集の線引きは地味に時間がかかる単純作業なので、さくっと終わらせたいところです。

法規の容積率・建蔽率の問題と構造力学については、原理原則を習得すれば、なかなか忘れにくいので、先に習得するべき項目だと思います。特に構造力学は、学生時代から構造の勉強からは逃げていたので、私は習得に時間がかかりました。
逆に計画・環境・施工などの暗記問題は、直前に覚えたほうが効率が良いと思います。

基本的な流れとしては、4月までは基礎を固める、それ以降は応用出来るようにより深く学習する、という流れで勉強していきました。

1月〜4月

■4月の模試までに過去問10年分を3周する
■特に配点の高い法規と構造を重点的に基礎を固める

とにかく単純に3周しました。
問題を解く
→誤った問題は解説とテキストを読み理解する
→必要な箇所を暗記 
というサイクルで進めました。

総合資格の問題集が、各問題の難易度を★★★で表現していたので、

1周目は★ひとつと★ふたつの問題を全問
2周目は1周目で誤った問題のみ
3周目は難易度に関わらず全問
という流れで3周しました。

4月のオープン模試では合計90点越えの合格ラインを越えることを目指して勉強をしてました。結果としてはちょうど90点でした。

4月までに、配点の高い法規と構造は基礎を固めておきたかったので、重点的に学習をしました。

最初は3周ってハードル高く感じます。ただ、1周目はとても時間がかかりますが、2周目3周目と段々とスピードアップしていけます。

5月GW

■過去問20年分を一周する

GWは10連休だったので、毎日コツコツと過去問20年分を一周解き、最終日に模試を解きました。

なぜ20年分の過去問を解くのか、という点ですが。私観ではちゃんと勉強してきている受験生は、基本的に10年分の過去問はマスターして試験に臨んでいると思います。なので周りと同じように10年分の過去問だけマスターしても上位20%に入れないのではないかと思います。

総合資格や日建学院などの予備校に通っていれば、過去問とは違った聞き方の問題や、新傾向問題などに触れる機会があるので、過去問10年分以上の応用問題にも対応出来るのではないかと思います。

その点、独学だとどうしても過去問メインの学習になります。なので、10年分ではなく、20年分と遡る事で、対応出来る問題の幅を広げておくべきだと考えました。

5月〜7月

■過去問20年分を5周する
■模試を受ける→復習の繰り返し

過去問20年分×5周…凄い量に聞こえますが、これも解いていると、どんどんスピードアップして、最終的には2教科×20年分が1日で終わるようになります。

あとは模試も何度か受験しました。模試で間違えた問題や曖昧だった問題は全て完璧に解けるようにしてました。


まとめ

12月から7月のスケジュールはこんなところです。
受験生のどなたかの助けになれば嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?