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連載002 今後のホテル選択の行方! 激しさを増すダイバーシティ。 どんなホテルが生き延びるのか?

2年ほど前から続くホテルラッシュは止まりそうにありません。

某ビジネスホテルに3万円で泊まったとかカプセルホテルでさえ満室で 泊まるところがなかった、などよく耳にします。

それほどホテルの部屋が足りてない状況です。

造れば売れる、そんな状態のホテル市場ですが、宿泊特化型ホテルの多くは金太郎飴的に作られておりどのホテルも一様に同じ印象は否めません。

しかも、ホテル企画、建築計画、インテリアデザイン計画など他ホテルとの差別化よりも「すべてに無難なものを」という意識が強く、ありきたりになっているホテルが多いようです。

今後もホテルラッシュが続き、
ホテル市場が飽和状態になった時にやってくるのがダンピング合戦です。
その予兆を感じます。

「どのホテルも差がなく魅力的な要素もないのなら、
安い価格にこだわる」と、お客様。

つまり他ホテルとの商品やサービスの区別を
どう構築するのかを深く考えずにホテルが作られている。
他のホテルと同様の商品、サービスの方が経営上、安心ということなのだろうか?
あえてブランドをつくらないという戦略なのか?
最も必要な「ブランド」という概念を欠如したままホテルが作られている。

「この考え方は将来、おそかれはやかれ安売り競争に
巻き込まれ自滅していくホテルになってしまいかねません」

つまりお客様から支持されていたのは
そのホテルそのものではなく、価格だけだった。
ということに気付かないといけません。

しかし、今ならまだ遅くありません。

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宿泊特化型ホテルでもブランドを作って市場参戦し、
そのブランドをよりよくブランディング化しファンを創出する施策を徹底する。
このことによって安定した経営、安売り競争に負けないホテルへと
成長していくことができるのではないかと思います。

ビジネスマンの中にも様々な方がいらっしゃいます。
とくかく安く泊まりたい 安く泊まりたいが快適に泊まりたい
そんなに安くなくてもいいが気の利いたサービスが欲しい
そんなに安くなくてもいいが宿泊以外の魅力的なアクティビティはないか

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ファミリーや女子旅などの費用対効果に敏感な層は
宿泊特化型ホテルを利用されます。
しかしユニークな商品、サービスを用意することで共感を呼び固定客(ファン)に なっていただくことも可能です。

ウィークディ=ビジネスマン
ウィークエンド=ファミリー、女子旅
そしてその両方から指示をうける新たな商品やサービスをもってブランド化していく。

「その工夫と知恵」
「無難ではない何か」
「恐れない挑戦」

いままさに宿泊特化型ホテルのブランドが求められていると思います。
そして将来起きるであろう安売り競争に巻き込まれない施策を今から準備する。

このことがホテルの生き残りをかけるヒントに なるのではないかと思っています。
宿泊特化型ホテルだからこそ、やるべきことがあるはずです。

わたしたち東京オデッセイはこのような変化に感度を向上させ、
より事業性の高いホテルの 企画提案を通し設計デザインのあり方を常に探っています。
ホテル事業者の方への常に新鮮な情報とアイデアを提供し続けることこそが
東京オデッセイの使命と考えております。
想像もつかないアイデアと企画力で
設計デザインをご提案させていただいております。

ありがとうございます。これからもたくさんの記事を更新いたします。