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明日終わっても後悔しない日々をデザインしています、 👩🏻‍💻美大生から社会人になりました。

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最近の記事

ブルックリン、 朝5時に見えるグラデーション

私は 頑張れ、という言葉が嫌いだ。 と、書いている数分前にも、 電話越しに友人に頑張ってね、と言ってしまった気がする。 それでも私は、 LINEの最後におまけのように添えられる ニューヨーク、頑張ってね!という言葉が苦手だった。 言われなくても、既に毎日頑張ってるよ。 別に東京にいようがニューヨークにいようが 全力を尽くすことに何も変わりは無いのに、 なんて捻くれて、 いつも無機質なありがとう!で返していたと思う。 ニューヨークに来て、4ヶ月が過ぎた。 様々な

    • 気付けば、ピアスの穴が塞がっていた。

      昨日は4ヶ月間取り組んでいた、 博報堂ブランドデザインコンテスト(通称:Branco!)の2次予選と決勝大会でした。 結果は、この大会で優勝したチームに0.3ポイント差で負けてしまい、 めちゃめちゃめちゃ悔しいです。 スポーツの世界では1点差で勝敗が決まる、 そんなこと状況を多々見てきた中で いざ自分がその状況に陥ると思った以上に受け入れられず、点数が前のスクリーンに映し出されてから何も言えなかった。 優勝チームが、30.9pt 私たちが、30.56pt 本当に

      • 明日は必ず美しい、 のか

        三連休の初日の夜、 私はいつものように電車に乗っていた。 何も普段と変わらない夜だった。 今日楽しかったなあ、とか 納期を過ぎてる仕事の件謝らないといけないなあ、とか 教授のメールに返信しないとなあ、とか 好きな人からのメッセいつも冷たいなあ、とか。 何も、何も変わらない。 電車が止まったので席を立ったが、 まだ最寄駅ではなかった。 緊急停止、だった。 電車が緊急停止することなんて、 よくある話だ。 でも、今夜は何か違った。 外は危険だから絶対に出るな、と

        • 結局、 いつも僕らは言い訳を探してる。

          好きです、 という4文字を伝えるハードルは いつこんなに高くなってしまったんだろう。 誰かを好きになって、 その人のことを考えると夜も眠れなくなって、 胸の部分がきゅーっと痛くなって、 真っ直ぐに愛を伝えることなんて どれくらいの人ができているのか。 「 あっちからアプローチしてきて断る理由もなかったし。 」とか 「 別にそういうデートとかじゃないんだけどね。 」とか 「 好き。好きだけど、女の子から告白なんてちょっと負けた気持ちになるから。 」とか だからな

        ブルックリン、 朝5時に見えるグラデーション

          言葉で私、を伝えること

          今年の2月に、 母の50歳の誕生日をお祝いした。 『50』 という数字に特別感を見出したわけではなく、 初めて家族3人が揃った母の誕生日だった。 父は海外勤務で、母も海外出張が多い家庭。 そんな私達にとっては、3人揃うだけで特別なのだ。 普段は寡黙な父。 どこでお花を買おうか、 やっぱり薔薇がいいよね、 なんて話してる時間や ケーキ屋で会員カードなんて 作っている後ろ姿は ちょっとお母さんが羨ましくなった。 だって、父は 甘いものが食べれないはずなのに。 手紙

          言葉で私、を伝えること

          少しだけ良い夏になる予感、 がする。

          去年の夏、 私はずっと泣いていた。 ベッドに入ると、自然に涙が出てきていた。 ルームメイトにばれないように 壁の方を向いて声を押し殺し泣いていた。 実家に帰ると母は、 寝る前には笑える映画を見よう、と言ってくれた。 それでも1人で泣く私を、 母も泣きながら抱きしめてくれた。 大学2年生の夏は、 涙でふやけたコンタクトから見える世界で 過ごしていた。 その時、 私は自分の進路で悩んでいた。 アメリカの大学の制度でギャップイヤーを取り、 日本で過ごす最後の1ヶ月

          少しだけ良い夏になる予感、 がする。

          美大生が集まる、国際デザインワークショップに参加した話。 - きっかけ編 -

          今年の3月に、台湾で Global Design Initiativeという 国際デザインワークショップに参加した。 Global Design Initiative、略して GDI は 世界5カ国の美術大学の学長主催によるデザインワークショップ。 各大学から選ばれた3人の代表者が、開催地でフィールドワークを行い、その都市における新たな intervention/event をデザインするというワークショップだ。一昨年の開催国はドイツ、去年は日本、そして今年は台湾という

          美大生が集まる、国際デザインワークショップに参加した話。 - きっかけ編 -

          167着の服とさよならした話。

          ある日、こんなことに気付いた。 自分の服がダサくなっている。 美術大学に在籍する故、 ファッションや身だしなみに力を入れている学生はとても多い。 正直、そこらへんのスナップや雑誌の特集よりも圧倒的におしゃれな人だって全然いる。 でも最近なんか自分の服はとてつもなくダサい。 とてつもなく、だ。 救いようの無いコーディネートに、 トイレで鏡を見ては溜息をつく日さえあった。 まず、世の中には2通りの人がいる。 ファッションを愛し、自分が好きな服を着ている人。 ファッシ

          167着の服とさよならした話。