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視能訓練士の講習会に参加しました

昨年7月にパートタイマーではありますが視能訓練士として臨床に復帰しました。子育て等でブランクが長く、単発のお手伝いを除くとなんと13年ぶりです。その間、視能訓練士協会の生涯教育プログラムや学会参加で多少の勉強はしていましたがとても久しぶりの視能訓練士業務は視力検査も手早くできませんでした。週1〜2日のお仕事なので感覚を掴んでもすぐに戻ってしまうのですが、半年が過ぎ、ようやく慣れてきたように思います。

10月に視能訓練士協会の生涯教育プログラムの視能障害という講座に参加してきました。グループワークが主で、チームで中心暗点のある患者さんや網膜色素変性症の患者さんのケースについて話し合い、この患者さんはどんなことに困っているだろうか、どういう視機能評価をしようか、どんな工夫をしたら生活の質が上がるかということについて皆で考え、まとめ、発表して他のチームに質問をされ、また逆に質問をしてブラッシュアップしていきました。

私は普段は視能訓練士と一緒に業務にあたることがありません。今回この講座で4人のチームで1つのケースについて相談してアイデアを出し合うのはとても刺激になり、また、チームについてくださった講師の先生のアドバイスは的確で最近あったケースについてもお話くださってそれがとても勉強になり、こういう環境こそ私の理想だなと思いました。

講座では同時に、拡大鏡を選定する場合の拡大率についても学びました。光学はなんとなく苦手意識があり、必要性は感じつつも逃げてきてしまっていました。でもこの講座に参加してとても納得して理解することができました。たまに混乱するのですが資料を読み返してまた納得して外来に出ます。勉強の日々です。

文:林 理子

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