「埼玉王者」埼玉県立浦和高校の出身中学リスト3年間分を分析する

こんにちは、高校受験塾講師であり、塾選びや学区に基づいた住まい選びアドバイザーである「東京高校受験主義」と申します。

学区選びアドバイザーとしてのnote初記事となる今回は、埼玉県の男子トップ校、埼玉県立浦和高校の出身中学校を取り上げます。非公表の独自収集資料の公開になります。

参考までに、2024年度の浦和高校の進路状況です。

2024年度　進路実績（実際の進学者数）
東京大学　４４
京都大学　１９
一橋大学　１１
東京工業大学　７
東北大学　３０
海外大学　　４

埼玉県立浦和高等学校公式Webサイトより

埼玉県の公立高校入試において、居住エリアによる受験校の制限「学区」が廃止されたのは2004年度（平成16年度）です。それから20年が経過し、学区の撤廃は学力上位層に大きな影響を与えました。特に、さいたま市内の進学校、浦和高校、浦和第一女子高校、大宮高校への集約が進み、県内学力優秀層の進学先としてこれらの学校が強固な地位を築いています。そのけん引役たる浦和高校の生徒の出身中学はどのような構成になっているのでしょうか。

次に、公立中学校の評価にも触れておきましょう。埼玉県内で「名門」とされる学校が、さいたま市立常盤中学校や岸中学校です。これらの学校から浦和高校や浦和第一女子高校へと進学するルートは、かつてから「王道」として名高く、不動産業者にとっても学区内の物件は大きなセールスポイントとなっています。

これらの「名門」公立中学校は、浦和高校への進学状況にも表れているのでしょうか。

※ページの最後には、3年分の全リストを貼っています。

これが浦和高校への進学者数上位校だ