オードリーの古典落語【まとめ】
はじめに
ラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」が人気だ。
2009年10月10日に第1回のレギュラー放送が行われ、これまでに様々なエピソードが披露されてきた。その中で、オードリーが何度もラジオの中で繰り返し披露するエピソードは「古典落語」と言われている。
オードリーのファンである"リトルトゥース"たちは、この古典落語がオードリーのラジオの面白さの一つと答えるだろう。話すエピソードの内容自体は毎回同じなのだが、なぜか面白い。
先週話したばかりの内容をまた今週も披露したりするし、リスナーが古典落語の内容を忘れているだろうタイミングで披露したりする。
また、最新のエピソードに古典落語を混ぜることもある。たとえば、若林が春日や春日の家族をイジるとき、「(お前ん家の)〇〇は<古典落語>のようなやつだ!」という感じでツッコむ。
オードリーの古典落語は、往年のリトルトゥースにとっては鉄板ネタであり、新米のリトルトゥースにとっては新鮮なネタとなっている。誰がいつ聞いても楽しめれるようになっている。
今回、オードリーの古典落語にはどんなものがあるのか個人的に知りたくなったので、まとめてみた。古典落語を知っているかどうかでオードリーのラジオの楽しみ方が変わるので、もしあなたがリトルトゥースであれば是非知っておきたい。
※ 記載していないエピソードがあったらコメント欄にて教えて下さい。
若林のエピソード
・メガネのツル
若林が中学2年生のとき、同級生たちと「自分磨き」について話していた。各々が独自の自分磨きについて話す中、同級生のイトウはメガネのツルをお尻の穴に入れて自分磨きするのが気持ちいいと言った。
若林はこの話を聞いて中学史上1番引いたが、探究心が強かったのでやってみることにした。ただ、自分のメガネが軽いタイプのもので、またツルの部分がゴム素材だったことから、自分のお尻の穴には入らなかった。そこで、家族が寝静まっている深夜に父親のサングラスをこっそりと拝借し、風呂場で未知の自分磨きを試してみた。この変わった自分磨きはイトウが言うほど気持ちいいものではなかったが、何も知らない父親が翌朝そのサングラスをかけて颯爽とロードバイクに乗っていた。
(2015年5月16日、2015年9月26日放送)
春日のエピソード
・モンクレールのダウン
春日が六本木でよく遊んでいた頃、遊び相手の社長から長財布やモンクレールのダウンをもらっていた。
当時、若林はこのときの春日の様子がよくないと思いつつも、声をかけることができなかった。その後、春日は結婚と春日事件をきっかけに六本木へ遊びに行かなくなり、「モンクレールのダウン」は春日のダークサイドと負の歴史をイジるうえでいいアイテムとなった。
・豚まん
珍しく関西の番組に呼ばれ、ピンで仕事に向かうことになった春日。収録前の打ち合わせで時間を持て余し、スマホを見ていたときにあることを思い出す。
昔、「炎の体育会TV」のおかしなプロデューサーが、芸人のケンコバさんがテレビでよく話題にするM性感の風俗店「難波秘密倶楽部」に行き、そこのサービスのスゴさに感動した話をしてきた。当初はなんとなくプロデューサーの話を聞き流していた春日だが、プロデューサーは春日のために大阪ロケを計画したりお金を出してくれたりするレベルまで熱弁したので、お店に興味はなかったが強く記憶に刻んだ。
そのことをふと思い出した春日はスマホで店舗情報をチェックし、スケジュール調整がうまくいけばお店に行けると判断する。そして、もし時間が空いたら行こうと考えた。番組収録中、「難波秘密倶楽部」のことばかり考えてしまい、自分の中で行きたい欲が高まる。最後には何としてでも行くことを決心する。
収録後、新幹線の予約チケットの時間を変更すれば、2時間くらい時間を作ることができると考え、緑の窓口で予約時間の変更手続きをする。しかし、持っていたチケットは時間変更ができないもので、他の時間帯の座席も空いていなかったことから、そのチケットで新幹線に乗らなければ東京に日帰りできないことが判明する。60分コースでも行こうと考えたが、現実的に行くのは無理だと判断し、ショックを受ける。今回お店に行くことはあきらめ、次回大阪に来たときの楽しみとして取っておくことにした。
新幹線に乗るまでの空き時間、「下の口」ではなく「上の口」を満足させるため、新大阪駅で大阪名物の食べ物を買うことにした。「551 HORAI」というお店で、餃子10個、焼売6個、豚まん2つを購入し、新幹線に乗り込む。席に座ってすぐに食べ始めると、隣に座っている40代前後のキャリアウーマンっぽい女性が京都駅を過ぎたあたりで話しかけてきた。
女性「あのー、ちょっとええかげんにしてもらえませんか?」
春日「はい!?」
女性「いやもう、ちょっとエゲツない匂いで、他のお客さんも迷惑してますよ。」
春日「あぁ、すみません・・・」
女性に注意された後、すぐに食べているものを片づけた。それでも食べ物の匂いはまだ残っていて、申し訳ない気持ちになった。その一方で、まだ「難波秘密倶楽部」のことを心のどこか考えていたためか、注意されることに思わず興奮し、喜んでしまった。
・小銭入れ
春日が沖縄旅行に家族を連れて行ったとき、母親のシズエが朝5時くらいにベランダで日の出を見ながら一人でぶつぶつと話していた。何をしているのか気になって母親の様子を見てみると、小さな小銭入れを口元まで持っていき、その小銭入れに向かって「俊君(春日)に初めて沖縄に連れてきてもらってよかったね」「朝日がキレイだね」と話しかけていた。小銭入れの中を見てみると、歴代の死んだペットの骨が入っていた。母親がどういう発想で小銭入れにペットの骨を入れて持ち歩くのか分からなかったので、ものすごく驚いた。
(2019年11月9日放送)
・ゴルフカート
春日がゴルフを初めたばかりの頃、母親から定年で暇になっているゴルフ好きの父ノリアキを一緒に連れて行くように頼まれた。親孝行するなら一緒に飲みに行くよりもゴルフをした方がいいと考え、ゴルフに誘った。
ゴルフ当日、父は息子にいい姿を見せようと奮闘する。1番ホールに向かおうと父がゴルフカートを運転していると、いつのまにかコースから外れて迷子になり、気づいたら公道に出てしまった。カートにある無線機でクラブハウスに連絡して助けてもらうが、スタッフにものすごく怒られてしまった。
・おばあちゃんのタバコ
春日が小学生だった頃、真夜中におばあちゃんの部屋のガラスから赤い光が見えた。ボヤかと思って部屋に入ると、おばあちゃんが隠れてタバコを吸っていた。あまりにも衝撃的な光景だったので、恐ろしくなった春日はその日から「ババア」ではなく「おばあちゃん」と呼ぶようになった。
(2009年12月19日放送)
若林&春日のエピソード
・シロクマ
2008年の秋頃、オードリーの2人は鹿児島テレビのイベントに参加した。イベント終了後、バスが空港に行くまでに2時間くらいの待ち時間があった。2人とも鹿児島に訪れるのが初めてだったので、街中へ観光しに行くことにした。普段だったら別行動を取る2人だが、別行動だと次の集合時間でスタッフが困るため、一緒に街中へ向かった。鹿児島でにぎやかな商店街に到着し、並ばずに入れて良さそうなお店を見つけた。店内がカップルでいっぱいの中、2人は鹿児島名物の「白熊」を無言で食べた。そして、この日が2人だけでプライベートな時間を過ごす最後の日となった。若林はコンビニに売られている「白くま」アイスを見るたびに、この日のことを思い出す。
昔の話なので、2人とも誰が白熊を食べようと誘ったのか、お互いに何を話していたのかあまり覚えていない。でも、もう一回一緒に鹿児島で白熊を食べれば、この日のことを思い出すかもしれないし、今後また2人でプライベートの時間を過ごせれるかもしれない、と若林は考えている。
(2010年3月13日、2020年10月11日と11月14日放送)
お店の名前はラジオで言っていなかったが、「白熊発祥で有名なお店」「お店が商店街にある」「お店の前に大きい熊がいた」という情報があったので、おそらく「天文館むじゃき本店」と推測される。
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