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趣味をもつと仕事のパフォーマンスがよくなる

「趣味に時間を費やすほど、仕事のパフォーマンスがよくなる」という研究が興味深かったので紹介します。

シェフィールド大学(Sheffield University)の研究者は、登山愛好家や即興コメディーを趣味にする人など、様々な趣味を持つ129人を集め、彼らの趣味に費やす時間が仕事にどのように影響するのか調査しました。

まず、各人が趣味にどのくらい真剣に取り組んでいるかを調べるため、趣味をする頻度について調査しました。また、仕事と趣味に求められるものがどのくらい似かよっているかも調査しました。次に、実際にどのくらいの時間を趣味に費やしているか記録させ、自己効力感(自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。)についての質問を被験者に回答させました。調査は7ヶ月間毎月行われました。

その結果、趣味に費やす時間が長いほど仕事のパフォーマンスがよくなると思う度合いが高まったことが分かりました。ただし、この結果は仕事と似かよっていない趣味を真剣に取り組んでいるとき、または仕事と似かよっている趣味だけれども何気なく取り組んでいるときのみに得られるそうです。ちなみに、仕事と似かよった趣味を長く真剣に取り組んでいると自己効力感が低くなり、逆効果となってしまうそう。

研究者によると、趣味に真剣に取り組み続けるにはかなりの心理的エネルギーを使う必要があるそうです。そのため、もし趣味で求められるものが仕事で求められるものと似かよっていると、心理的エネルギーが使い果たされ、仕事のパフォーマンスがよくならないのだとか。一方、趣味で求められるものが仕事で求められるものと異なると、心理的エネルギーが使い果たされないそうです。異なる心理的エネルギーが使われ、仕事のパフォーマンスに貢献するだろう他の知識やスキルが発達することに影響するそうです

たとえば、頭を使う医者のような「頭脳派」職の人は身体を動かすことが求められるスポーツを趣味にするといいそうです。また、筋トレをするビジネスマンが最近増えており、「筋トレをする人は仕事ができる」というのはあながち間違っていないことかもしれません。

近年、働き方改革に取り組む企業が増えています。企業は社員のパフォーマンスをよくするため、社員に趣味の推進をしてみてはどうでしょうか? 社員にとっても趣味を持つことはいいことです。仕事のパフォーマンスがよくなるだけでなく、インターネットメディアが発達した今は趣味が仕事となることも可能な時代です。副業や将来の独立を見据えるうえでも、趣味をもつことはいいことと言えるでしょう。


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