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コルク栓を再資源化し、新たな製品や再生素材として世の中へ発信する「TOKYO CORK PROJECT」です

わたしたちは、東京都内の飲食店を中心に廃棄予定のコルク栓を再資源化し、新たな製品や再生素材として世の中へ発信する「TOKYO CORK PROJECT」です。

なぜコルク栓に着目し、再資源化プロジェクトが始まったのか

約10年前に「TOKYO CORK PROJECT」を主導する株式会社GOOD DEAL COMPANYの代表・北村真吾が飲食業に従事していた際に、店舗から生じる日々のフードロスや廃棄物を目の当たりにし、愕然としたことに始まります。1店舗でも毎月1000本以上のワインのコルク栓が廃棄され、さらに調べてみると、東京では年間でボトル1億5000万本分※、日本全体のおおよそ3分の1をこの都市で消費している計算です。(※2018年酒税調査)

活かせば大切な資源になるのに、という思いが強くなり、コルク栓を再生化する「TOKYO CORK PROJECT」を2010年にスタートさせました。

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まず始めに、
① コルクをリサイクルできる工場を探すこと、
② コルク回収に協力してもらえる店舗の誘致、

を同時に進め、プロジェクト開始から10年を経て、現在ではコルク栓の回収協力店舗は東京で400店舗、全国で750店舗と提携し、現在およそ315万点、1900kg分のコルクが集まっています(2017年11月現在)。コルク栓の回収方法としては、ワイン流通業者の協力の元、納品の帰り便を利用しています(提携店舗一覧はこちら:http://tokyocorkproject.jp/join)。

CORK_合体

プロダクトアウトでは、コルクコースターなどの身近なアイテムから、コルクスツールやコルクタイルなどのインテリア、また美術館の館内什器やホテルの装飾、企業などとのコラボレーションを多数行っています。

「大消費都市は、再生資源の宝庫である」と捉え直す

"消費することで新たな資源も生まれている"と再認識することが重要だと考えています。

消費者がモノを選ぶ基準のひとつに「循環可能なものを選ぶ」という考えを少しでも広め、『豊かな生活を守りながら、環境を考える』という最大のミッションに向かってプロジェクトは進行しています。

エシカルやサステナブルなものを作りたいメーカーや企業と協業し、「手に取ったものがたまたま再生資源のものだった」、という循環を生み出せるよう、今後もプロジェクトを発展させていきます。

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NEWoMan レストスペース(2018)

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代表プロフィール

株式会社GOOD DEAL COMPANY 北村真吾

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東京コルクプロジェクト 主宰。1983年、茨城県生まれ。
大学理工学部を卒業後、不動産デベロッパーや外食産業に従事。より多くの人々を喜ばせたいという想いから、カフェ独立スクールに通ったのち、不動産業を辞めて月間売上2,000万円の繁盛店でノウハウを学ぶ。日々の仕事や暮らしの中にある大量資材と環境汚染、廃棄物とフードロスに疑問を持ったことから、トレードオフを小さくしながら暮らしを豊かにする事業として廃棄コルク栓のリサイクルプログラム「TOKYO CORK PROJECT」を2010年にスタートし、2014年に株式会社GOOD DEAL COMPANYを立ち上げる。現在では、自治体と共同したフードロスへの取り組みやアーティストが使用した楽器の一部をリユースした商品のプロデュースも行う。

▼代表インタビュー


今後、noteでも様々な情報を発信して参りますので、よろしくお願いします!


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