Amazon Kindle電子書籍『法律事務所×家事手伝いダイバース フラグメンツ』シリーズの「読み方」
Amazon Kindle電子書籍『法律事務所×家事手伝い』シリーズも第2期「ダイバース編」に入り、登場人物が増えたり、成長したりするにつれて、本編内では語りきれない断片的なアイディアが増えてきました。
また本編の内容はどうしても現実の時間軸よりも遅れてしまうので、できるだけシリーズの「今」を書きたい気持ちもあり、苦肉の策として考え出したのが、「フラグメンツ」(”断片集”)シリーズです。
1年に1冊、1冊に4話、1話あたり約4000文字というルールを設け、すでに2冊を発売していましたが、3冊目『2024』発売を機会に、全体を振り返ってみたいと思います。
1冊目『フラグメンツ2022』
第1話「磯川濯の耳たぶ」
“高速耳閉じ”というネット動画ネタをヒントに、磯川弁護士の生まれたばかりの息子・濯を描いた話。母親ひびきの健在ぶりと濯の誕生を巡る主人公・不動正義のモヤモヤも描いています。
第2話「凛々子の伏魔殿」
結婚後も決して入れてもらえない妻・凜々子の私室のようすを姪の汐里から探ろうとする正義。部屋の前に貼られた“魔除けの札”の設定もこの話で強化しています。
第3話「コワクと御会式」
『ダイバース3』で久しぶりに登場した、雑司ヶ谷最大の行事・御会式での出来事を“コマドリ姉妹”(この頃はややスランプ状態にある)の視点から描いたものです。
第4話「被害者の会再び」
『法×家事12』の“おまけ”「その後の三毛猫の女房 被害者の会の巻」のさらにその後を描いた一編。正義と身長がほとんど変わらない首藤弁護士と、意外なゲストが再登場します。
2冊目『フラグメンツ2023 新版』
第1話「シオリとシオリ」
正義の義理の姪・汐里の大学受験と、彼女を法学部ではなく心理学部受験に向かわせた原因でもある“シオリ”との久しぶりの再会を描きます。
第2話「サブ7のふたり」
新堂昭乃と古閑成美がようやくつかんだ東京マラソンのチケット。いっしょに出場することになった二人の“激走”の結末は?
第3話「注文の多い鯖芸」
汐里とその仲間たち、男女総勢6名が企画している高校卒業イベントの作戦会議が、ひょんなことから“第1回三毛猫杯”へと発展していきます。
第4話「濯とスタチュー」
早くも2歳の誕生日を迎える磯川濯の成長シリーズ。今回は大道芸人“スタチュー”との出会いで新たな特技を習得します。
3冊目『フラグメンツ2024』
第1話「春樹のトランク」
雑司が谷に移り住んで以来ずっと、正月が明けると花梨が密かに出かけていく場所とは……?
第2話「汐里お飲み初《ぞ》め」
十八歳で“成人”し、二十歳になってお酒も飲めるようになった汐里に、ワインバー〈三毛猫〉の主人夏越圭介がとっておきのワインを提供します。
第3話「第2回三毛猫杯」
義理の甥・鷹岡範朝も大学生になり、正義が合格祝いに知恵を絞ります。
第4話「悩ましい夫たち」
凛々子が検討している事務所への“リーガルテック”の導入にモヤモヤしている夫の正義。一方、もう一人の夫の磯川勉弁護士も“悩ましい”状況にあった──。
以下続巻の予定ですので、どうぞお楽しみに!
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