ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜  #4交響曲 第1番『巨人』/ G.マーラー

今回ご紹介するのは、ルツェルン祝祭管弦楽団が2009年に演奏した、マーラー交響曲第1番の動画です。ルツェルン祝祭管弦楽団とは、スイスのルツェルンで開かれる「ルツェルン音楽祭・夏の音楽祭」において臨時編成されるオーケストラであり、主に、ヨーロッパの有名楽団のメンバーや、著名なソリストを招いて演奏する楽団です。トランペットの1stはラインホルト・フリードリヒで、オケのラッパ吹きならば知らない人はいないのほどのスタープレーヤーです。

 筆者は先日、同曲のトランペット2ndを演奏しました。経験ある方ならばわかると思いますが、前半は1stのハモリが多く、4楽章は1stとほとんど変わらない譜面であり、非常に実力が試される曲であると思います。その曲を演奏するにあたり、本動画を大変参考にさせてもらいましたが、やはりフリードリヒは素晴らしいと改めて思いました。抽象的な表現になってしまいますが、音の緩急を自在に操れるパフォーマンスは、動画からでも、思わず聴き惚れてしまうほどの圧倒的な存在感を感じざるえないと思ってしまいます。是非、ご覧いただいて、その存在感を楽しんでいただければと思います。

 蛇足ではありますが、別動画で、フリードリヒがマーラーの「花の章」をピアノ伴奏で演奏している動画もありますので、合わせてご紹介したいと思いますので、是非ご視聴していただきたいと思います。

(文:つっきー)


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