花のある生活。

お花、旅、音楽、日々つれづれコラムです。アクセサリーデザイナーと旅の音楽家という女性2…

花のある生活。

お花、旅、音楽、日々つれづれコラムです。アクセサリーデザイナーと旅の音楽家という女性2人によるインテリアブランド「TOKYO BENZAITEN」と申します。流木やドライフラワーなどボタニカル素材を使用したインテリアを企画・販売し、アウトドアライフを送ってます。

最近の記事

ハーブティーが飲みたい。

カフェインが苦手である。 あの独特のクセ、 尖っていてタフな味わい、 身が焚き付けられる香り、 という訳ではなく、カフェイン酔いってやつをしてしまうからだ。 つまり体質に合わない。 … 知り合いが店長をつとめる、香料を使わない自然派の紅茶専門店。 お邪魔して、 少し甘みのあるポットティーを注文した。 惜しげもなく季節の紅茶を飲み比べさせていただき、 皆さまへのサービスで、魅力的な冷たいフレーバーティーまで出して頂いた。 その日は、 ホント動悸で死ぬかと思い

    • ニューヨークのチャイナタウンで暮らす

      魚醤のような八角のような香りが立ち込める街だった。 ニューヨークのチャイナタウンの中にあるアパートメントの一室で、 一階のソファーにアクセサリー作家。二階のロフトマットには私、旅の音楽家が寝ていた。 部屋の中央にはテーブルがひとつ。 セントラルパークが黄金色に染まるはずの季節なのに、気温は30度になる。 クーラーなどは付いていないので、向かい合わせでそのテーブルを囲んで、まるで下着同然の姿になってご飯を食べる。そうでもしないと食べれないほど暑いからだ。窓の外は濃ゆい香り

      • ほとんどフランス?北米のパリで美味しいものを食べつくす!

        ニューヨークが大好きな旅の音楽家と、カナダ大好き花のアクセサリー作家、そうだ、2人で仕事しながら北米横断してみよう! というこで、ニューヨークからスタートし、カナダはプリンスエドワード島、モントリオール、チリワック、バンクーバーを巡る3週間の旅。 花のアクセサリー作家は点滴を打つ事態になってみたり、旅の音楽家は寒さで不眠状態が続いて目の下にクマを作ってみたり。。と、そこそこサバイバルな事態が起きる珍道中でもありました笑 それと同時に素敵な出会いや発見もあり、東京も都会と

        • ノマドワーカー必見!都内のおすすめコワーキング・スペース、WiFiカフェ10選

          少人数でのミーティングが必要な時や、ちょっと空き時間ができた時、パソコン作業が出来る場所が欲しいと思った事はありませんか? 電源とWiFiを提供してくれてゆっくりと作業ができる店はそうは多くなく、 あったとしても、飲みたくもない飲み物を千円くらい払わなければならなかったり混んでいたりして、落ち着いて作業ができず諦めることになったり。 「もっとコストパフォーマンスの高いスペースが欲しい」と思って探す事はないでしょうか。 今回は、私たち「Tokyo Benzaiten」の

        ハーブティーが飲みたい。

          f5.6 写真撮影は光の射す瞬間に

          辺りは梅雨の空。 緑が蒸し返すような香りがする。 曇り空の日は多いけれど、 にわか雨が降ったあとには、虹が顔を出す。 わたしは昨年の梅雨の時期、雨季のバンコクにおりました、旅の音楽家(@nagareruiota)と申します。 … 「花のある生活。」の相方であるアクセサリー作家が、個展をおこなう ことになりました。 個展で展示する作品うちのひとつ "コンセプト写真" の撮影を、 わたくし旅の音楽家が任命頂きましたので、ちょいとお話しをしたいと思います。 お付き合い頂

          f5.6 写真撮影は光の射す瞬間に

          当たり前じゃない鎌倉の歩き方

          旅の音楽家から、久しぶりに仕事以外の連絡が入った。 「材木座海岸から、小坪マリーナというところまで、海の中を歩いて渡る道を見つけたの!明日行ってみない?」 私はアクセサリー作家としての出店が連日続いて、正直とても疲れていた。 だから出店が終わったら、たっぷりガッツリ寝てやる!と思っていたのに、 心が動いてしまう。 楽しそうなことへの欲求には、すこぶる弱いのだ。 少しだけ逡巡したものの、結局「いいね、行こう!」と返信した。 … 寝不足のまま電車に揺られ、爆睡しな

          当たり前じゃない鎌倉の歩き方

          Revenge from the world

          火の勢いが、なかなか燃えてこない。 もっと燃えてもいいはずなのに? そんなときどうしますか、あなたなら? って、火起こしの話しですけどね。 こんにちは、アクセサリー作家と旅の音楽家という女性2人によるインテリアブランド「TOKYO BENZAITEN by studio iota label」と申します。 私、旅の音楽家は、 薪をぶちこみまくって、風を扇ぎまくって、一気に燃焼させます! ・・・それはもうがむしゃらに、情熱的に。 一方、アクセサリー作家はというと、

          Revenge from the world

          夜の河原で

          最近は暖かくなってきて、夜のお散歩も 気持ちいいですね。 そんな春の日の、夜の始まり頃の時間。 一人は大量の炭が入ったバックパックを、一人はたくさんの木の入った麻袋を、一人はタライを担いで歩いている。 先頭と最後を歩く2人のヘッドライトが足元を照らす中、暗闇に足を取られないように、土手を下っていく。 え、なに、この状況…!? 完全に不審者感しかない。 ねぇ、なに、この状況!? 前回の失敗で、「今度こそ煮沸を成功させねば!」 と焦った私たちは、 アウトドアが得意

          四月の雨は好き。

          明るい、急に。先週まで着ていた冬物のコートから、 世の中の色が、明るくなったみたい。 雨だけどね。 秦基博さんが歌っていた、 rainという曲がある。 映画「言の葉の庭」という映画のEDテーマで復活した、 大江千里さんの名曲。 ホンット良い曲なんですから!バンバン!!(つくえを叩く音) 「行かないで 行かないで」 って心の中で呼ぶ思いを、 素直に言葉にできずにいるのでしょうか。 わかるっ、わかるよ。 … お湯が沸かない。私、旅の音楽家は、アクセサリー作家と一緒

          四月の雨は好き。

          3度驚いたら、運命かもしれない

          公園で朝まで話をしたり、ゲリラ豪雨の中を走って映画を見に行ったり。 そんな思い出なんてあっという間になかったことのようにして、夏は終わってしまうんだ。 そして秋の訪れを感じると、着物を着るのにいい季節になったな、と思う。 その夜も、着物を着て、深夜のライブイベントでアクセサリーを売っていた。 … 出店ブースの横で、一人で立っている男性がいた。 「あ、以前お見かけしました。流れるイオタの方ですよね?」 声をかけたのは私から。 彼はstudio iota lab

          3度驚いたら、運命かもしれない

          知ってる!?歌に出てくるステキな花たち!

          大好きな歌に出てくる花の名前が気になること、ありませんか? 私は、その歌を作った人が、どんな理由でその花を選んだのだろう?と気になって、検索してみることがあります。 そうすると、詩のイメージ通りの可憐な花だったり、意外と地味な花だったり、花言葉が面白かったりと、新しい発見があるのです。 今回は、歌の中に登場する花と、その花にまつわるエピソードをご紹介します!! … 「レミオロメンの『アカシア』は、アカシアじゃない!?」”なくしてしまってもそれさえ始まりなのさ  そこ

          知ってる!?歌に出てくるステキな花たち!

          ここには何もかもがあるし、何もかもがない

          10月の東京の空は青く澄み渡っていて 良く晴れ、なまぬるい強い風の日が続いていた。 まるで、夏を収穫してしまうかのように。 「本物のお花を使ったアクセサリーを作っている子がいるんだけど。」 と、バンドのギタリストをつとめる彼が不意に口にした。 彼のいう事はいつだって突然だ。 突然動いて、突然思いついて、突然決める。 そんな突然なんてお構いなしにギタリストの口は滑らかに滑る。 「でさ、今日俺らが演奏するコンサート会場でアクセサリーのお店を出店してもらおうと思って、

          ここには何もかもがあるし、何もかもがない