ウェストブロム 選手名鑑 CB編
アーメド・へガジー(Ahmed Hegazi)
エジプト/29歳/193cm/アル・アハリ
エジプトのネスタといえば、この人アーメド・ヘガジー。
カッコつけて言うとファラオの守護者
フィジカルが強く、空中戦では滅多に負けない高身長CB(その①)である。
2017年アフリカネイションズカップでエジプトは準優勝という大きな偉業を成し遂げた。その成功を遂げた代表メンバーにへガジーの名前が。彼はそこで高いパフォーマンスを見せ、WBAのスカウト陣の目に止まった。
クラブが2部に降格した18-19シーズン、スタメンに定着。40試合に出場し1Gを記録。クラブは昇格を逃してしまったが、ファンもへガジーの活躍を高く評価し、来シーズンもクラブの要としてプレーすると誰もが思っていた。
しかし、19-20シーズンは、7月に怪我をしたこともあり、先発の座を奪われてしまったが、徐々に出場機会をのばしつつある。
シーズン途中には、中東のアル・イテハドからオファーがあり退団の噂があったが、クラブに残留。ファンは復活を願う。
カイル・バートリー(Kyle Bartley)
イングランド/28歳/185cm/リーズユナイテッド
こちらも強靭なフィジカルで相手FWを黙らせる高身長CB(その②)である。
バートリーはなんとプレミアリーグ・チャンピオンシップ・スコットランドリーグで合計178試合の出場記録を残している経験豊富なCBだ。
足元の技術に定評のあるCBとして加入するも、崩壊したピューリス&パーデュー政権からのモチベーター、ムーアのなんとかなるさ守備組織にハマる事なく批判の的になってしまった昨シーズン。
スターティングラインナップに彼の名前があると、“今日は1ポイント取る事が目標” ”ストライカーは3点奪え、出なければ勝てない”といった辛辣なツイートが散見するのが常でした。
しかし、迎えた19-20シーズンにスラヴェン・ビリッチが就任しDFラインの安定化とポゼッション志向のスタイルへ変貌すると真価を発揮。
縦につけるパス、DFラインコントロール、エアバトルと頼れるリーダーに変貌し前述のヘガジーの怪我が癒えた後もポジションを守り抜いた。
ゲームキャプテンのリヴァモアが欠場する試合では、彼に代わり腕にアームバンドを巻く。
その姿はかつて、忌み嫌われた存在ではなく
オレ達のDFリーダー、バーツである。
セミ・アジャイ(Semi Ajayi)
ナイジェリア/26歳/193cm/ロザラム・ユナイテッド
そして彼もパワフルなCBであり、安定した守備を魅せる高身長CB(その③)である。
昨シーズン、ロザラムで高い能力を魅せ、2019年にアルビオンに加わったナイジェリア代表の屈強なCB。
今シーズンは怪我もなく、34試合に出場している。
よくヨーロッパのサポーターはBest sign (最も良い契約=新加入ではなくコストパフォーマンスが良かった選手)は誰だ?なるシーズン振り返りをする。
これはソウヤーズも高く評価出来るが、アジャイに反対する声はないだろう。
4部相当のロザラムから加入時に当時の現地紙エクスプレス&スターの番記者マット・ウィルソンが興奮した様子で、"これはいい契約をした!“と息を荒げていた点から、いい予感はしていたが、これ程とは。
193cmに機動力を兼ね揃え、アルビオンのハイプレス戦術を掻い潜った相手アタッカーを押し潰すストッパー。
足元の技術に不満、不安もなく、守備的なMFでプレーする事も可能。(リヴァモア不在時にはセンターハーフで出場した。)
リーグ中断明けの現在(執筆時)DFとしてリーグ最多のゴール数を記録、更にシーズン中には念願だったナイジェリア代表選手とEA SPORTS FIFAが選ぶEFLのTEAM OF SEASONにも選出され充実のシーズンとなった。
彼に関して、最も伝えたいのは
アルビオン加入時の移籍金が£1.65m(約2億円)しか掛かってない事である。
FFLのベストのDFの1人、まだまだ成長過程にあるプレイヤーが£1.65mはバーゲン価格過ぎる。
スカウトチームの大勝利である。
現在の市場価格でも£4.0mあり、プレミア昇格時には更に倍増してもおかしくない。
それ程のポテンシャルを備えたプレイヤーである。
No,32 ジャック・フィッツウォーター(Jack
Fitzwater)22歳/188cm/ウォルソール(ローン)
アルビオンの作画担当が本気を出しました。
なんやこのイケメンは!!
基本的に中の人Sはサッカー経験が小1〜高3までと、それなりにある方なんですが複雑に試合を見たり出来ないのと試合の時はだいたい眠気と闘いながらの観戦なんで戦術的な話は分かりません。どういった事で選手を好きになるかと言われたら、完全に顔です。その点で言えばジャックは中の人Sのベストチームのリザーブに入るぐらいの綺麗な顔をしています。
今シーズンはFAカップに2試合出場、右のCBと右のSBでした。がっしりした体躯からハードマーカーかと思いきや、繋ぎの面でチャレンジする縦パスや相手ストライカーと駆け引きで勝負したりと現代CBに求められるプレーをしていて、驚かされた印象。縦パスのミスも多かったけどw
繋げられるCBで言えば、前述のバートリーもですが、やはりアルビオン的に言えばクレイグ・ドーソンでしょう。加入当初、こいつぁいいCBになるぞ、デカい強い速い更に繋げる!!との評判で事実ロンドン五輪のグレートブリテン代表チームではPKキッカーを務めたりするぐらいキックには定評があったはずが、長く続いたピューリスのとりあえずロンドンに向かって蹴っとけ戦術により、良さを失われた挙句SBになってしまいました。
ピューリスのとりあえずデカいFWに向かって蹴っとけ戦術によりアイデンティティを失われましたが、アルビオンは本来後ろからつなぐチームでありジャックは時間が掛かってもいいから大成して欲しい選手です。
余談ですが、後述するMFカイル・エドワーズが以前にInstagramのファンの質問に答えるよってコーナーで、チームで一番速いのは誰?なる質問に
“うーん、難しいな。けど、俺かジョナサン・レコじゃないかな?“とテンション低めに答えていましたが
逆に、一番遅いのは?という質問には
“これはジャック!!!!!!!!!
間違いねぇ!!!!!!!"
とめちゃくちゃテンション高くに答えてました。
大概、顔で足速いか遅いか分かりますけど、たしかに遅そうな顔してますよねw
No.27 ダラ オシェイ(Dara Oshea)
アイルランド/21歳/188cm/wba ユース
あのーオカンが言うには、その人アイルランドU-21代表で、CB登録なのに両SBできて、ウェストブロムの期待の星みたいなんよ〜。
ほ〜それダラ・オシェイじゃないの。
というわけで、期待の星ダラ・オシェイの紹介をしていきましょう。
アイルランドのダブリンで生まれたオシェイはウェストブロムのユースアカデミー出身で、初め修行を積むために17-18シーズンに9部のヘレフォード、18-19シーズンには4部のエクセター・シティへローン契約でクラブを離れていた。
そして、19-20シーズン。彼は監督のビリッチの下でプレーすることになり、今シーズンはトップチームで10試合に出場。
スラヴは彼について
『彼はクラブの現在と未来を示している。実に素晴らしい選手だ』
と話しており、監督からも信頼を得ている。
ハリーポッターの映画シリーズのポッター一味の一番地味な奴に顔が似てる。
No.44 ソール・ショットン(Saul Shotton)
イングランド/19歳/184cm/FCベリー
余りに悲惨な最後を遂げたFCベリーがEFLより追放処分後にアルビオンに加入した大型CB
フットボールリーグ移籍情報さんの記事でおそらく、日本で1番分かりやすくFCベリーについて書かれています。
WBAのU-23チームで基本プレーするが、今シーズン、FAカップのチャールトン戦でATに1stチームデビューを果たす。
U-23チームで6試合に出場。
FCベリー時代も基本はU-18チームでの出場で、FAカップ戦時に1stチームに出場する形だった。
余りにプレーしている時間が短いため割愛するが、チームの破産消滅を体験しているだけに自身のキャリアにかける想いは強いだろう。期待したい。
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