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画家リヒターの数奇な運命をフィクションとノンフィクションを織り交ぜ描いた良作。

ある画家の数奇な運命
原題:Werk ohne Autor
トム・シリング、セバスチャン・コッホ、パウラ・ベーア出演。
2018年、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク作品。

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第二次世界大戦終戦後、クルトは東ドイツの美術学校に進学するが、東のアート界に疑問を抱き、美術学校で知り合ったエリーとともに西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。

ゲルハルト・リヒターの半生を実話に基づいた作品なのですが、フィクションも混在していて、どこがフィクションか、どこがノンフィクションかはバラさないという条件で、ゲルハルト本人から映画化の許可をもらっています。とは言え、フォト・ペインティングができるまでを追える映画にも仕上げっており、ナチス政権下での退廃芸術の取り扱われ方、西と東のアートの捉え方など、ゲルハルト・リヒターができるまでを知るにはいい映画です。


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