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この後の世界で屋上は

この事態の後の世界はどうなるのか。いろんな専門家が好き勝手予想しているので便乗して、この後の屋上はどうなって行くのか考えてみる。如何せん頭が悪いので、見当違いな事を書いてしまうかと思うが許して欲しい。


仕事の仕方や価値の変革が起きると言うのが一般的な見方で、私もそう思う。

その変革は屋上界も例外では無いと考えている。理由は2つ。

1つは、仕事の仕方。

テレワークを主体とする事で、都心に大きな事務所を高い家賃を払ってまでして構える必要が無くなり、小さな事務所か、地方都市に移転する。

すると東京都心からは人が減り(特にオフィス街)、地価が下がる。空室が増えたテナントビルは、今までの収益を保てなくなる。ビルの多用途への転換が求められるだろう。

その時に、屋上を上手に使う事で他との差別化が計れる。室内自体にはどのビルも大差はない。しかし屋上は千差万別だ。入居者専用の喫煙所にしているだけでは生き残れない。屋上をどう使うかがポイントになってくる。


もう一つは、ソーシャルディスタンス。

テレワークが進んだとしも、東京は超一極集中都市である事に変わりはない。皆が皆テレワーク出来る訳でも無いし、生活の基盤をいきなり地方に移すことなど簡単な事では無い。インフラは徳川家康の時代から東京を中心に作られて来ているのだ。

どうやってソーシャルディスタンスを保つのか。

東京都の人口は13,951,636人(令和2月1日時点)

神奈川、千葉、埼玉の東京圏の人口は言うと3814万人!デリーや上海を抜いてダントツの世界第一位。

そんな東京でオフィス街だけでなく商店街や公園も人との一定の距離を保つようになる。今まで密着してた人々が広がる(小さく前ならえをしていた人が、大きく前ならえする感じ)と、当然1つのスペースに入れる人数は減る訳なので場所が足りなくなる。見た目には人は減るのに場所が足りないと言う矛盾した様な状況になるのでは無いかと想像する。

そしてマスク着用が、ほぼマナーとして定着したら。家以外のどこで気を休める事が出来るだろうか。

それを解決する一つの提案として、【個人的な屋上の利用】は出来ないだろうか。ほっと一息つきたい人が、一人でも安心してマスクを外してリラックスできる。インターネット検索し、空きがあれば、そこで予約し時間制で占有出来る。そう言うビジネスの可能性も大いにあると思うしやってみたい。


今はビルのオーナーや入居者専用やそもそも立ち入り禁止の屋上が多いが、これから屋上の価値が見直され、期せずして人は屋上にのぼり始めるかも知れない。

(写真/文  宿野部隆之)


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