これは「いい文章」についてのいい文章である
いい文章を書きたい、というモチベーションに駆られているとき、ぼくがしたいのは本当に「いい文章を書くこと」なのだろうか?
文章の良し悪しをめぐる議論は、つねに着地点を失ってしまう。「東京西側放送局」においてぼくらが行った議論でも、やはり「答え」のようなものが出ることはなかった。
とはいえざっくりと、3人の間の共通見解のようなものは見出されていると思う。文章の「うまさ」というのは技巧面での話であり、「よさ」は訴えかける力、といったところである。
ちなみに、これを収録する前に