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Recruit Blog-WARRIORS2024TR牛島明音

Mar 17, 2022-by東京大学運動会アメリカンフットボール部


 「アメフト部」は、東大入学が決まりサークル探しをしていた3月の私にとって一度も頭に浮かばない選択肢でした。小学校では6年間を通し徒競走ビリ、中高6年間は新聞部、趣味は料理、特技はフラダンス、これを聞いただけでその理由はおわかりいただけると思います。そんな私がこの部の存在を知ったのはWARRIORS主催の女子オリですが、TRの先輩に誘われたときも私の心はダンスサークルから揺れ動きはしませんでした。せっかく大学に入ったのにほぼ毎日部活に行くなんて!と思っていました(ごめんなさい)。
しかし、練習に見学に行った日、防具の音や掛け声がよく響く大きなグラウンド、汗、ぶつかり合い、すべて今まで自分が見たことのない世界でした。一つの目標を共有し各々のすべきことをこなす選手とスタッフは誇りを持っているように見えました。かっこいいかも、そんな小学生みたいな感想を抱いた私は3日後には仮入部していて、気が付けば部員になっていました。
部員になった経緯をだらだらと書いて、書きながら約1年前の入部の経緯を記憶から絞り出していましたが、あれだけ遠い存在だったのに入部した決定的な理由は特になかったんだなあという結論に至りました。新鮮、かっこいい、加わりたい、以上の3ステップで入部して今も続けています。TRになったのも感覚的にしっくりくるから、でした。ここまで読んでくださった方、なんだよとお思いでしょう(笑)。でも、何かを始めるきっかけと続ける動機って意外とこんなもんな気もします。何年間もやろうと心に決めていたのにいざやると続かないこともあれば、ふらーっと始めたけど続いてしまうものもあります。
 ここで私が言いたいことはひとつ、感覚任せも悪くないということです。 
 感覚と衝動に任せた結果入ったアメフト部は、1年経った今私の居場所の一つになっています。人体になんの興味もなかったのに、解剖の本を持ち歩くことが習慣になりました。TRを続けている理由は多分「人」の力だと思います。この人となら、この人のためなら頑張りたいと思える人たちと知り合ったことが私の全ての動機になっているような気がします。そんな新しいつながりは実はもともと私が大学で求めていたものでした。もちろん、楽しいことだけではなく、失敗や悩みも増えました。でも、悩みは自分の真剣さの裏返しでもあります。思いがけずそんな風に一生懸命になれるものを大学で見つけた自分は幸運だなと思います。
今、少なくともこのブログを読んでくださっている方はWARRIORSの存在をご存じのはずです。そこまで強い興味がないとしても一度、練習に来て自分がどう感じるか試してみるのはいかがでしょうか。もういらっしゃった方でこれを読んでいるなら、WARRIORSに惹かれる気持ちが少しおありなのかもしれません。メリットデメリットの比較とか自分ができるのかなという迷いは、全部、やってみないと分からないことです。それより、今自分がどう感じるかに頼ってみるのも案外ありかもしれませんよ。

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