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LUMIX vs LEICA ストリートスナップ的対決編

こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。

カメラ界隈は、久々の新製品に湧き上がっております。

今回の主役は、ズバリ、Panasonic「LUMIX S9」LEICA「D-LUX8」です。

簡単なスペックは以下の通りです。

「LUMIX S9」

フルサイズCMOSセンサー
・約2400万画素
・ライカと共同開発した新世代ヴィーナスエンジン
・重量486g (バッテリー・メモリーカード込)
・ボディ価格は208,000円(市場想定価格)
・エクステリア張替サービス
・リアルタイムLUT(進化した色表現機能)
・動画は4Kで15分、6Kで10分

「D-LUX8」

・4/3型CMOSセンサー (マイクロフォーサーズ)
・有効画素数は1,700万画素(総画素数2,100万画素)
・「ライカDCバリオ・ズミルックス f1.7-2.8/10.9-34mm ASPH.」(24-75mm [35mm判換算])
・シリーズ初 DNG (RAW) 形式に対応
・ライカQシリーズに近いユーザーインターフェイス
・価格はオープン。(参考価格:1.595ドル=1ドル157円換算で約25万円)

富士フイルムの「X100VI」以来となる、カメラの新製品ニュースです。

個人的には買わないと思いますが、ストリートスナップ撮影という視点から、両機種を見てみたいと思います

まず最も気になるのは重量です。

「LUMIX S9」が、486g (バッテリーとメモリーカード込)、「D-LUX8」は公式アナウンスが見当たらなかったので参考までに旧機種 「D-LUX7」は約400g(バッテリーとメモリーカード込)でしたので、 予想では「D-LUX8」の方が軽そうです。

ただ、単純に重量で比較してもあまり意味はなく、実際に手にしてみて、どちらがしっくりくるかがポイントになりそうです。

ストリートスナップ撮影中は、右手で握りっぱなしですから、大きさと重量のバランスが疲労感に大きく影響します。

デザインはどうでしょう

LEICA 「D-LUX8 (C)Leica Camera AG
Panasonic 「LUMIX S9」  (C) Panasonic


外観デザインは、両者すごく似ていますよね。最近の少し大きめのコンデジのデザインのトレンドはシンプルで好感が持てます。

ストリートでは周りの人に威圧感を与えないように、こういったシンプルなものが好まれます。

レンズの出っ張り具合にもよりますが、「LUMIX S9」 はパンケーキレンズを付けれは、ストリートにピッタリです。

写りの要となるレンズ

S-R26  (C)Panasonic
ライカDCバリオ・ズミルックス (C) Leica Camera AG


「LUMIX S9」 の発売に合わせて発表されたレンズは、20-60mmをカバーする標準レンズ、28-200mmをカバーする高倍率ズームレンズ、パンケーキレンズの3機種あります。

注目は単焦点パンケーキレンズの「LUMIX S 26mm F8」です。なんと、今どきマニュアルフォーカスです。しかもF8という正直明るくはないレンズです。

あまりマニュアルフォーカスに馴染みのない方でも、F8なら被写界深度が深くなりますので、ピンボケのリスクを減らすことができます。

ちなみにこのレンズは、レンズなんだけどレンズカバー的な使い方をメーカー側はして欲しいそうで、このレンズにカバーは付けられないようです。

あと、レンズの話の流れで言えば、なんといっても、Leicaの Lマウントが使えるというのが、最大のポイントですね。

しかもフルサイズセンサーですから、レンズ本来の焦点距離で使えます。

そうなってくると、シグマのfpを持っている人は、棲み分けが悩ましいかもしれません。知らんけど。

その他、個人的には「リアルタイムLUT」が気になりますね。色情報をあらかじめ保存できて、PCでレタッチしなくてもカメラからそのまま出せるのは、少し羨ましいかも。

そして、そして、SNSで「LUMIX」がトレンドに上がって盛り上がっているところに、同じLマウントの本家「ライカ」が、新ネタを突っ込んできました。

「Leica D-LUX8」

こちらはマイクロフォーサーズで、約1700万画素、固定式のレンズは、「ライカDCバリオ・ズミルックス f1.7-2.8、24-75mm(35mm換算)」が採用されています。

こちらレンズ交換できない、コンパクトコンデジという位置付けです。

75mmまで寄ってもF2.8という明るいレンズですから、暗めの場所でも撮りやすそうです。

マイクロフォーサーズのと1700万画素センサーと、このレンズの相性が気になるところですが、LEICA Qシリーズ同様、レンズ固定式だからこそできる専用設計のメリットが感じられたら、それが強い個性となるでしょう。

ストリートでは、あまりレンズを交換しながら撮り歩くというのはないと思うので、これ1台で標準ズームの焦点距離がカバーできるので、とても使い勝手は良さそう。

こちらは2024年7月発売予定ということで、先行発表なのですが、もしかしたらLUMIX S9へ流れそうな人たちの防波堤となるべく出された情報かもしれません。

コンセプトがLUMIX S9とは全然違いますから、ユーザー層も異なるでしょうが、ボディのデザインや大きさ感は近いものがありますので、もしかしたら競合する部分もあるかもしれません

予想価格が25万円と一部出ていましたが、本当だとすればライカとしては破格値ですから、発売が楽しみな1台ではあります。

以上、ざっとですが、注目の2台について、ストリートスナップ的な視点から見てみました。

どちらか1台選べと言われたら、迷って寝れなくなりそうです。

またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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