見出し画像

3社で働く高島さんが語る「複業の魅力」と「強みを明確にする大切さ」

働き方が多様になっていく中で、
1つの会社にとらわれずに働く「パラレルワーカー」の人口が増えています。
今回お話を伺ったのは、正社員でありながら合計3社の企業で働く現役パラレルワーカー、高島さん
インタビューの中で「現在の働き方の魅力」や「複業をするために必要なポイント」を学ぶことができました。

これからパラレルワーカーを目指す方、「1つの会社にとらわれない働き方って何だろう?」と悩んでいる方、必見です。

たか

現在の働き方 


ーーはじめに、現在のお仕事の内容について教えてください。

神奈川県茅ヶ崎市に住みながら、東京にある3社で働いています。
『株式会社バリュレイト』で正社員として、フリーランスやパラレルワーカー同士のマッチングプラットフォーム「conema(コネマ)」の運営をするのがメインの仕事です。このサービスでは、ペルソナ設定などの企画段階から携わっています。ユーザーにヒアリングをしてニーズの有無を確かめ、サービスに落とし込むデザインをつくり初期ユーザーを集めていくという業務を経て、2020年4月6日に本リリースされたばかり。現在はサービスを更に成長させるため業務に取り組んでいます。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

☝️ありそうでなかった『フリーランスや副業(複業)者』のマッチングプラットフォーム

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

更に複業として歯科関係のメディアの立ち上げを行っていて、UI/UXのデザインを担当しています。また、決裁者マッチングプラットフォームを運営する企業『オンリーストーリー』では、既に約2500社が登録・利用しているサービスのUI/UX改善に携わっています。
サービスの企画と運営、UI/UXのデザインや改善など3社ともそれぞれフェーズは異なりますが、全てWebサービスに関わる仕事で、いずれもリモートワーク中心で働いています。


ーーお仕事が複数の会社に広がっていった経緯を教えていただけますか。


Web系の仕事に就こうと決めて、新卒で大阪のWeb制作会社に就職しました。未経験からHP制作を始め、コードを書いたりデザインやワイヤーフレームを制作したりなど基本的なスキルや業務の流れを学ばせていただきました。その後上京してからもWeb制作のディレクターとして活動し、様々なクライアントのサービスに触れていくうちに「自分でもサービスをつくりたい」と考えるようになったんです。
そこから『株式会社kikitori』という農業系の企業で2つ程サービスを展開していました。
その仕事がきっかけで茅ヶ崎に暮らす農家の方と出会い、お話をするうちに、茅ヶ崎の魅力に気がつきました。「ここに住みたい!」と思うようになり、東京からの引越しを決意したんです。
ただ、当時はリモートワークではなかったため、茅ヶ崎に在住しながら東京で仕事をするのは少し大変だなと…。そこで知人を通して茅ヶ崎でもお仕事をいただいたので、そこから本格的に現在のようなパラレルな働き方にシフトしていったような形でした。


ーー収入を増やすというよりかは、茅ヶ崎で暮らしたいという理想のライフスタイルに合わせた働き方を選んでいって、現在の働き方になったんですね。
3社でお仕事をする上で、気をつけていることはありますか?

信頼関係を保つことでしょうか。
クライアントと方向性を擦り合わせた上で、依頼をただ形にするだけではなく「自分だったらこうしたい」という考えを持って仕事を進めていく。締め切りはもちろん、クオリティも妥協しない。そうすることで信頼を得ることが出来るようすに意識しています。
リモートワークで時間や場所の制約がない分「成果物=自分の評価」となります。その部分のプレッシャーや大変さはありますね。
ただ、煮詰まってしまった時は別の仕事に取り組んでみると、案外リフレッシュできるんです。1つの仕事にとらわれないアイデアが生まれるのも、パラレルワークならではのメリットかもしれませんね。

画像2

強みを明確にする大切さ


ーー他にも、高島さんが思う「会社員としてパラレルワークをする魅力」を教えてください。

正社員として社会的信用がありながらも、新しいことにチャレンジできるという働き方は本当に魅力的です。
私がパラレルワークを始めたのは知人に声をかけてもらったことがきっかけでしたが、そこからは人脈が広がっていくと共に自分から行動しようという考えが生まれました。徐々に仕事が増えていくまでに、色々とチャレンジを経て、今の働き方に繋がっています。
もちろんこういった働き方ができるのは、理解ある環境があるからこそ。拘束が強い企業だとリモートワーク中心の働き方は難しい場合もありますが、最近は時間や場所の制限なく働ける企業も多くなりました。この環境に感謝しつつ、これからも新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。

ーー最後に、これからパラレルワーカーを目指す方にアドバイスをお願いします。

「自分の強みは何なのか?」、「自分は何をやる人なのか?」が明確に自分の中にあると、相手に伝わりやすいです。複業するためには一つの会社にいるよりも多くの方に自分を分かっていただく必要があるので、ぜひ自分に問いかけてみてください。
それから、アクションを起こすことも必要ですね。待っていても始まらないので、積極的に企業の仕事に応募したり、SNSで発信してアウトプットしたり、人脈作りにトライしてみたり…というのは必要だと思います。
少し前までは「複業(副業)=ちょっと怪しい」というイメージもありましたが(笑)、今は多様な働き方が求められていますし、自分で選べる時代。
ぜひ、自分の強みを明確にしてチャレンジしていただけたら良いのではないかと思います。

画像3

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
編集後記

「パラレルワーカー」の働き方には決まった形がありません。

フリーランスとして複数のクライアントと仕事をされている方や、高島さんのようにいくつもの会社で働いている方まで、環境によってさまざま。

決まった形が無い故に、「リアルな働き方が知りたい」と思ってもイメージしづらい…。そう感じていた時、高島さんのインタビューの機会をいただきました。

お話しの中で、今まで漠然としていた「パラレルワーカーの働き方」がクリアにイメージできるようになりました。この記事が、働き方を見つめ直す方にとってのヒントになれば幸いです。

(インタビュアー 小野寺)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

Twitterでも働き方の多様性について発信しています!
フォローはこちらから🧑🏻‍💻👇✨

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?