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新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(2)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。

2回にわたり、都民の方の新型コロナウイルスのワクチンにについて、2月に実施した都民アンケートの結果をお届けしています。第1回では新型コロナのワクチンの接種状況やその理由について述べました。第2回では、「ワクチン接種会場を選ぶ際に重視すること」や「今後のワクチン接種の頻度」について紹介します。

「オミクロン株対応ワクチンの接種についての考え」について、質問したところ、下の図の回答結果となりました。

「すでに接種をした」、「なるべく早く接種したい(予約済みを含む)」、「急がないが接種したい」と答えた方の回答割合を合計すると約6割となりました。年代別では、年代が高くなるほど接種意向が高くなっています。
 
一方、「おそらく接種しない」「「絶対に接種しない」わからない」と回答された方にその理由を質問したところ下の図の回答結果となりました。

回答結果は、「新型コロナのワクチンの効果に疑問があるから」が約3割と最も高く、「新型コロナのワクチンの副反応が心配だから」、「以前のワクチン接種のあとの副反応がつらかったから」がそれに続く回答割合となりました。
 
また、新型コロナワクチン接種についての考えを質問したところ、下の図の回答結果となりました。

回答結果は、「ワクチンの接種は、個人の判断に基づいて行われるべきだ」「ワクチンを接種できない人を差別してはならない」「ワクチンを接種しないと決めた人を差別してはならない」については、「強く同意する」「やや同意する」と回答された方が8割近くいました。一方、「ワクチンを接種した人だけが参加できる飲み会やイベントを用意すべきだ」「接種を促進するため、ポイント付与や商品割引などの特典を用意すべきだ」については、「あまり同意しない」「まったく同意しない」と回答された方が約5割となっています。
 
さらに、ワクチン接種の会場を選ぶ際に重視することについて質問したところ、下の図の回答結果となりました。

回答結果は、「自宅からの近さ」をあげる方が7割強と最も高く、続いて「予約の取りやすさ」が約4割、「交通アクセスのよさ」が約3割となっています。

また、今後どのくらいの頻度でワクチンを接種したいかについても質問したところ、下の図の回答結果となりました。

回答結果は、「年に1回程度」「科学的根拠に基づいた接種頻度であれば、感覚が短くても長くてもかまわない」と回答された方がそれぞれ約2割、「半年に1回程度」と回答された方が約15%となっています。一方、「もう接種する気はない」と回答された方は、約2割でした。

ワクチンに関するどのような情報が求められているのかについても質問したところ、下の図の回答結果となりました。

回答結果は、「ワクチンの効果」「ワクチンの副反応」と回答された方がそれぞれ約4割、「ワクチン接種後に体調不良があったときにどこに相談するか」と回答された方が約3割となっています。

まとめると、2月に実施した都民アンケート調査の結果からは、

○ 年代が高いほど、今後のワクチン接種意向が高いこと

〇 接種会場を選ぶにあたっては、「自宅からの近さ」「予約の取りやすさ」が求められていること

〇 新型コロナワクチンの効果や副反応に関する情報が求められていること

などがわかりました。

ご協力くださった回答者のみなさまに感謝いたします。

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