リスコミチームを立ち上げました!

1.リスクコミュニケーションチームを立ち上げました

新型コロナウイルス感染症をめぐっては、国内外でリスクコミュニケーションの必要性があらためて認識されました。リスクコミュニケーションとは、個人、機関、集団間で情報や意見のやりとり(相互作用プロセス)を通じて、リスク情報とその見方の共有を目指す活動のことを言います。
東京iCDCでは、専門家ボードのなかにリスクコミュニケーションチームをおき、感染症対策に資するべく活動を行っています。
東京iCDCのリスクコミュニケーションチームでは、伝えるコミュニケーション(広報)とともに、聴くコミュニケーション(広聴)を大切にしたいと考えています。

2.東京iCDCのリスクコミュニケーションが大切にしたいこと:広報と広聴

リスクコミュニケーションでは、情報発信する組織は、適時適切に、正確に、分かりやすい表現でリスク情報を開示することが必要です。
さらには、受け手が、こちらが発信したリスク情報をどう受け取ったか、ほかにどんな情報が欲しいのか、感染リスクをどう思っていて、どんな対策をとっているのか、とれていないとするとどうすれば対策がとれるのか、こういったことを把握することも重要です。

伝えるコミュニケーションと聴くコミュニケーションとがあることで、感染症に対する、より実態に即した、より実効性のあるとりくみが可能となります。その意味では、このリスクに関係するすべての主体(都民のみなさん、事業者、行政、専門家、メディアなど)は、東京都にとって感染拡大をおさえるための「大切なパートナー」です。リスクコミュニケーションを積み重ね、関係者のあいだでの信頼を構築しながら、ともに感染症リスクの低減をはかっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

<東京iCDCリスクコミュニケーションチーム メンバー一覧>
奈良 由美子    放送大学教養学部 教授
武藤 香織  東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 公共政策研究分野 教授
小坂 健      東北大学大学院歯学研究科 国際歯科保健学分野 教授
田中 幹人     早稲田大学政治経済学術院 准教授

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