見出し画像

第4回 私たちが医療従事者のためにできること-都民アンケート結果から(4)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。

全5回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では現在の感染防止対策の実態について、第2回では今後の感染防止対策に関する意識につい、第3回ではマスク着用に関する考え方について述べました。第4回では、医療提供体制や医療従事者への思いについて見てみましょう。

「5類」に移行しても、新型コロナの流行は続き、医療機関に休みはありません。昨年3月の調査結果では、約86 %の方が、コロナ医療に人手や病床を回すことで、通常医療が縮小されることが心配だと答えていました。いま、都民のみなさんは医療提供体制や医療従事者に対して、どのように考えているのでしょうか。

都民の多くは、これからの医療体制や医療従事者の負担を心配しています。「医療提供体制の逼迫が心配だ」に「あてはまる/ややあてはまる」と回答された方の割合は約65 %、また「医療従事者への負担が続いていることが心配」に「あてはまる/ややあてはまる」と回答された方の割合は約70 %でした。性別でみると男性より女性のほうが、年代別では年代が上昇するほど、心配の声が高い結果となりました。

医療従事者への負担を減らすために心がけていることとして、「コロナに感染しないよう、感染予防対策につとめている」(82.1 %)、「体調が悪いときには、外出は控え自宅で休むようにしている」(58.0 %)、「ケガや病気にならないよう、ふだんから事故や健康管理に気を付けている」(50.5 %)でした。

一方、実際に自衛の備えをしている「常備薬や検査キットを準備するなど、なるべく医療機関にかからないようにしている」と回答された方の割合は約25 %でした。

ここまでをまとめると、今回の都民アンケート調査の結果からは、

○ 約7割の回答者が医療従事者や医療提供体制への心配を抱いていること

○ 医療従事者の負担を減らすために、多くの回答者が感染予防、自宅での療養、ケガ・病気の予防などに取り組んでいること

が分かりました。

結果報告の第5回では、新型コロナへの思いについて記載しています。ぜひご覧下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?