日常が旅行気分になれる街
路面電車に揺られて帰宅
関東で生まれ、関東で育った私。
路面電車のイメージは、なかなか乗ることが出来ないレアな電車·
旅行先や自然溢れる場所に走っているもの。
レトロなイメージもある路面電車に揺られて毎日帰宅することは
想像もしていませんでした。
三軒茶屋から下高井戸までを20分ほどで繋ぐのが世田谷線。
招き猫のラッピング電車やみどりや黄色、ピンクなど、
いくつのもデザインの車両が走る2両の可愛らしい電車です。
三軒茶屋から渋谷まで5分、新宿まで20分、東京までも30分と
どこへ行くのにもアクセス抜群な場所にこの路面電車は走っています。
世田谷線の若林駅近くでは交差点の横を路面電車が走るので、
よくカメラを構えてる人たちを見かけます。
都会で路面電車の景色を楽しめるのも珍しいのかもしれません。
まさかここに住むなんて
私が住んでいる街、世田谷区。
東京23区の1つで、三軒茶屋·下北沢·二子玉川など
私のイメージはオシャレな街で、芸能人が多く住んでいそうな高級住宅街。
初めてのひとり暮らしを世田谷線沿線のシェアハウスに決めて
そろそろ2年が経ちます。
自分がここに暮らすことは思ってもいませんでした。
高級住宅街のイメージがありますが、光熱費·水道代込みで月5万円台。
最近シェアハウス内に初めてのお友達もでき、
帰宅後に会ったなど「おかえりー!お疲れ様!」などの
少しのお喋りもとても嬉しく、
知っている子が居るという安心感もあり充実した暮らしをしています。
レトロさも感じる松陰神社
三軒茶屋から3駅の松陰神社駅。
合格祈願のお守りが有名で、
幕末の思想家である吉田松陰先生が祀られている松陰神社があります。
駅を降りてすぐ広がる商店街は、
昔ながらのお店からオシャレなお店まで幅広いジャンルが並びます。
ここの商店街を少しづつ開拓しているところです。
私のお気に入りが珍しい2つの本屋さんです。
時間帯によって無人営業の本屋さんは24時間営業で、
好きな時に入ることが出来るのです。
棚貸し書店はジャンルが様々で見たことの無い種類の本も並ぶ、
新しいものに出会える場所です。
手土産にもピッタリなものが揃うお店も多く、
可愛らしいデザインが特徴的なお煎餅やカステラ、
外観も可愛いスイーツのお店も思わず立ち止まってしまいます。
ビーフシチューやハンバーグの香りで
お腹が鳴ってしまうレストランもあり、
家族や友達、彼にも紹介してリピートしています。
絵本の中に出てきそうなパン屋さんもあり、
季節のパンも豊富なため次の季節にも訪れたくなります。
他にも気になっているのが、
美味しそうな揚げ物やスパイスの香りが食欲をそそる、
芸能人のサインもたくさん飾られている精肉店の揚げ物屋さん。
コーヒーの香りに惹き込まれそうになる珈琲店で
休日に本を読んでのんびりするのも憧れなんです。
開拓したくなるたくさんのスポット
世田谷線で有名なのが、「世田谷ボロ市」です。
毎年1月と12月の15・16日の4日間に
世田谷線の世田谷駅と上町駅の間で開催されています。
まだ行ったことはなく、調べてみると400年以上もの歴史ある古物市で、
東京都の無形民俗文化財にも指定されていると知り、私も驚きました。
700店ものお店が並び、雑貨や出店、骨董などを求めて
20万人以上が訪れることにも驚きです。
世田谷線沿線で歴史ある大きな行事を知り、
近くに住んでいるからこそ行ってみたくなりました。
他にも気になっているスポットが
招き猫の神社、豪徳寺と昭和レトロな下高井戸シネマ。
世田谷線 宮の坂駅にある豪徳寺には
招き猫が4000体もいてフォトスポットもたくさんあります。
世田谷線の終点駅、下高井戸駅には
昭和30年からある下高井戸シネマがあります。
昔の作品にも出会うができるので、休日の気分転換で訪れてみたいです。
ビルや住宅街など人が多いイメージもある都会に、
レトロ感じる場所や商店街、路面電車が走る景色。
東京らしさと、心落ち着くスポットが多いのが世田谷線です。
次の休日、世田谷線のどこを開拓しようかな。
Written by きらり