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楽しいだけじゃない?東京で11年暮らしたリアルな本音

東京で暮らすのは、楽しいばかりじゃない。

11年生活をしているけれども、こんなことを耳にする機会もある。

新しい出会いがない。友達ができない。休日がさみしい。

言われてみると上京して初めの頃は、友達もできなくて、新しい出会いもなかったと記憶しているし、地元が一緒で東京に出てきている昔の友人をあたってみても、帰ってくる返事は同じだった。

昔からの友人と

彼ら彼女らが遊ぶ、ご飯に行く、休日を共にしているのは、学生時代にできた昔ながらの友だちばかり。
わたしの周りだけ?と思ってみたけれども、案外そうでもないらしい。

SNSの世界を覗いてみると、地元から飛び出して上京したものの、友だちや頼れる人がいなく、さみしい思いをしている内容のつぶやきを目にする。

友達も思っていたみたい(3年前)

東京で感じるさみしさ

11年も経つと次第にその感覚は薄れ、ひとりの時間を尊いものだと感じるように。けれども、初めて東京で生活をする人は、この場所でゼロからのスタートになるのだから、誰もが"さみしい”と感じるのかもしれない。

例えばこんな時。

買い物に行く、会社に行く、ジムに行く。

一歩でも外へ足を踏み出すと、そこには楽しそうに会話をしている友達同士、ショッピングを楽しむ親子、ベビーカーを押して仲睦まじそうにする夫婦。360度見渡しても、他者の“生活”を目の当たりにする。

田舎で生活していた頃は、空の上でゆっくり流れる入道雲や、シンシンと降り積もる粉雪を眺めながら、わたしは、今、ココで生きている。と外の世界と自分が繋がっている感覚があった。

青森の春

それが、東京では、外を歩いているだけで飛び込んでくる、名前も知らない人たちの楽しそうな光景。
その人たちの苦労なんて知らず、楽しそう。充実している。そんな風に見える他人を目にしては、比較して落ち込む。

そう思ってしまっている、自分がここ(東京)にはいた。

平日なのに人がたくさん

ハタチの悩み

誰でもいいから友達になってほしい。
20歳のころは、そんなことばかりを考えていた。

地元から一緒に出てきた、学生時代の友だちとも休みが合わず、休日が来ることを待ち遠しい反面、いざ、その日になると早く終わってくれないかなそんなことを考えていたっけ。

ハタチのわたしへ

あれから、11年。
当時のわたしに優しく伝えてあげたい。
大丈夫、大丈夫だよ。

「18歳の不安なわたしへ

今、わたしはとても不安でいっぱいな時期だよね。
先が見えなくて、とても落ち込んでいると思う。

でもね、あれから少しずつ変わっていったんだよ。

まず、1年後会社で異動が決まり、その先で出会った男の子とお付き合いをして、東京で初めての彼氏ができます。

そして、トントン拍子に進んで人生初の同棲を経験。そのまま4年間付き合ったのちに振られますが、すぐに新しいが人が現れます。

仕事は、学生時代の親友が同じ職場へ転職してくるでしょう。
あなたは、少し彼女と距離を置きたいと思っていましたが、誤解が解け、昔のようにまた仲良くなれます。

そして、東京に来て初めての親友もできて、その子とは職場が変わった後でも、月1回は会う深い仲になるでしょう。

そして、一番伝えたいこと。

わたしは今とても幸せです。だから心配しないで。大丈夫だから。」

大丈夫だよ

もし、東京が辛いと感じたら

初めのころは、慣れない土地の話したこともない標準語を使い、乗ったこともない電車に戸惑いながら、心細い毎日。

初めての仕事でミスをして落ち込んでも、相談できる相手も居なくて、さみしいと感じる日々。

自分が小さく感じてしまう時もあった

けれども、何年も生活していると、新しい出会いは必ず巡ってくるし、自分に合う人・適切な環境は必ず見つかる。

「せっかく東京に出てきたのに」

そう思う時がくるかもしれない。けれども、思い出してほしい。

未来はあなたが思っているよりもずっと明るいし、東京に出てきてよかったと思える日は必ず来る。

わたしがそうだったように。
だから、大丈夫。

written by みんちゃん

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