北京生活 第62天(6/29)

第二の学生生活も遂に今日で終わった。。。

正直、駐妻当初はこんな事、想定もしていなかった。
新卒で入社してから、一度の転職を含めずっと総合職で仕事をしてきた。
それが突如、夫の海外勤務により退職したら、自分には何も残らない。
「夫の転勤により退職します」と伝えた時には、かなり慰留されたので、それなりに会社にも貢献していたと思う。
しかし、どんなにこれまで社会に貢献していたとしても、所詮駐妻は駐妻でしかない。

夫は帰任すればまた元の部署に戻り、給料もポジションも保証されているが、退職した私には何も残らない。。。
なんか不公平じゃない?私だって続けていたらそれなりに評価され、活躍の場があったのに。。。
でも、ビザの関係でこの国では何も出来ないし、誰のお役にも立てない。
この焦りかから何かしよう!と思ったのがきっかけで今日に至る。

想定外のコロナで、学ぶ環境はお世辞にも良い環境だったとは言い難いけれど。。。それでも、挑戦して良かったし、苦労した分、自分の満足度はとても高い。
また、こんな最後に今更北京に行くのは意味が無い!とも言われたけれど、やはり行って後悔は無い。来て本当に良かった!!!

来週からは普通のOLに戻る。(バリキャリじゃなく、普通のOL😅)
中国や中国語と全く関係のない仕事で、前職での経験が評価されての採用。
「あなたが卒業しようとしまいと、我々は関係ないですからどうぞご自由に〜」と言われ、しかも給料は前職の半分。こんなに苦労したのに全く評価されないんだ。。。と落ち込んだのは記憶に新しい。

こんなに苦労したのに、それを全く評価されない、活かせない。そんな仕事に就いて本当に良いのか?、こんな事をするためにこれまで頑張ってきた訳じゃない!!!と愚痴りたくもなるが、選り好みしてこれ以上離職期間が長引くのは避けたいので、とりあえず走りながら(仕事しながら)先の事を考える事にした。こういう発想は極めて中国的かも😆

とにかく焦らず、社会に適応しながら考えてみます。
ということで、この日記も本日が最後。

リスキリング経験者として感じたことは、政府はリスキリングを推奨してるが、出口(学び終わった後の就職先)が無いだけにリスキリングを選択するのは非常に覚悟がいる。経済的に全く補償されていないだけに、とても贅沢な選択のような気もする。

在籍しながら学び直すのであれば、終了後評価され得られる対価も大きいが、離職し、全力で学び直したい場合、かなりのリスクが必要で、そこまでする価値があるのか?!という気がして、友人に勧めたいかと言われるとコスパが悪いので微妙。。。とはいえ、これだけ苦労しただけに、この選択が失敗だったとは思いたくないので、自分なりに第二の人生を全力で駆け抜けて、「沢山苦労したし、遠回りもしたけど、それでもこの道を選択して心から良かった!」と自分の友人や子供に堂々と言えるように、生きていきたいと思う。

オマケ
エアチケットがバカ高い割に、機内食はイマイチだった件。
15日のノービザが復活しない限り、稼働率も上がらないのでコストダウンせざるを得ないのは理解できるが、ユーザーとしてはコロナ前の3倍近い値段を払っているだけに、この機内食かあ。。。と残念無念。



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