月刊正論に寄稿しました。「旧統一教会信者なら人権侵害していいのか」
月刊「正論」 (seiron-sankei.com)
テロリストを称揚する勢力が自民党潰しの好機到来とばかりにすさまじい旧統一教会叩きとこれを煽る朝日ほかのマスメディア、腰砕けになった岸田総理と内閣、関係遮断方針を打ち出し、地方議会も官邸に忖度して関係遮断決議が続く不条理、共産党シンパの弁護団と朝日外反日メディアのタッグでいとも簡単に世論が操られるのをまじかにみて暗澹たる思いを抱いていました。
原稿にも書きましたが、最初に思い浮かんだのは政友会の菊池議員の糾弾を嚆矢とする美濃部達吉教授の「天皇機関説事件」。
野党がメディアと一体となって学説を叩き、「学問のことは学者に任せておけ」と応じていた岡田総理(元陸軍大将)の答弁にもかかわらず、あっという間に、世論が煽られ、美濃部達吉や金森徳次郎らが公職を追われた90年前の景色でした。
学説のなんたるかを知らない大衆が「天皇を機関だとする不敬学説」だと激高した事件と、統一教会の信仰の何たるかを知らず、また、知ろうともしない大衆が至極簡単にデマや噂にあおられていく様をみ、かつて佐々木惣一先生が、滝川事件を弁護するために京大をやめた故事を思い出し、統一教会信者の弁護にのりだすことを決意しました。
昨年末に富山、大阪で裁判を提起し、近々、福岡地裁でも訴訟を提起する予定です。地方議会という公的存在が特定の宗教を信仰していることを理由に、一切の関係を遮断するという不合理な差別が罷り通る不正義を糺すべく、世間に冷や水をかけて「覚醒」を試みたという次第。今後の展開を見守っていただければ幸いです。
論稿には、統一教会に関連する解散や反カルト規制等の諸問題について網羅的に語りましたが、今回の原稿を書くためにした取材で驚いたのは、日本の反日勢力のアジトが「日本基督教団」という教会に蝟集していることでした。あの天皇戦犯訴訟を企画した松井やよりの実家の教会がそこに所属し、韓国からやってきたプロテスタント教会と中核や核マルなどの極左反日集団がそこに集うという奇観を呈していました。以前、浄土真宗の左傾化を憂いたことがありましたが、そこにはなかった韓国の影が、日本基督教団には色濃くあったということが驚きでした。
安倍元首相が、己の死をもって、反日左翼を炙り出して可視化させたんだと思うとその神意に身のすくむ思いです。
事態は急を告げています。いよいよ、私たちの戦闘開始の前夜です。
(R5/2/5 MLへの投稿から)