【プレビュー】第23節ヴァンフォーレ甲府戦に向けて
「今日は勝点3に値する内容だったので悔しいというか、本当にもったいない試合になってしまったという印象です」(橋本選手)
首位・長崎をあと一歩まで追い詰めたが、89分に直接フリーキックを決められ、2-2の結果に終わってしまった。
前半に先制点を許したが、ヴォルティスが押し気味で試合を進めていた。ブラウン ノア 賢信選手の決定機や坪井 清志郎選手のクロスバーに当たるシュートなど得点の匂いはしていた。
49分、柿谷選手のクロスを相手GKがファンブル、こぼれたボールを坪井選手が逃さずゴールに押し込む。直後の52分、再び坪井選手が相手GKにプレスにいきボールを奪うと、相手GKに倒されPKを獲得。ブラウン ノア選手が落ち着いて決め、逆転に成功する。あっという間の逆転劇にスタジアムの熱も上がった。
その後は、相手の攻撃に耐えながら試合を進めていたが、89分に直接フリーキックを決められ、2-2の引き分けとなった。あと一歩のところまで来ただけに悔しい試合となった。
試合後、増田監督は「僕たちスタッフがもっともっと突き詰めてやらなければいけないと思っています」と振り返った。
甲府戦に向けては、4日間で準備を進めた。7月2日(月)にはターレス選手、翌日には岩尾憲選手、それぞれ新加入選手がチームに合流。
ターレス選手は日本語も話せ、早速周りのチームメートとコミュニケーションを図っていた。岩尾選手はウォーミングアップから積極的に周りに声をかけ、チームを締めていた。それぞれの選手がチームに新しい風を吹かせた。
甲府はこれまで指揮を執っていた篠田 善之監督と契約解除をし、大塚 真司コーチが監督として就任。大塚監督と大宮アルディージャユースの時に指導を受けていた髙田颯也選手は「アツい人で、メンタル面や球際に重きを置いて指導を受けた」と当時の印象を話してくれた。
どのようなスタイルでこの試合に臨んでくるかわからないが、まずは自分たちにベクトルを向けて準備を進め、試合を支配していきたい。
増田監督も監督交代については警戒しつつも「我々はハードワークしてなんぼのチームなので、上手くいかない時も全員で守備して、奪ったら出ていくという根本的なことをやらないと勝負にならないと思います」と就任以降、ずっと選手に求め続けていることへの継続性を強調した。
甲府とは今シーズンの開幕戦で対戦し、1-5で敗れた相手。特に、その時の悔しさを忘れない選手が橋本健人選手。前半45分で交代となり、自分の持ち味を発揮することができなかった。だからこそ「本当に個人的にも雪辱を晴らしたい気持ちが強いです」と燃えている。
厳しい暑さも想定される試合だが「自分たちで試合をコントロールして、自分たちの時間を長くしたいと思います。それがメンタル的に気持ちよくプレー出来ているのか、逆に走らされてしまっていると感じてしまうのか。そのような部分が結構大事になると思う」とポイントを話してくれた。
7月10日(水)には天皇杯3回戦 神戸戦、7月14日(日)には仙台戦と3連戦となります。まずは、連戦初戦を勝利で飾り、勢いをもってこの連戦を戦えるように、チーム一丸となって戦います。
スタジアムやDAZN、阿波銀行様のパブリックビューイング(申込み終了)など、それぞれのスタイルで応援よろしくお願いします。