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VOICE vol.51〜100

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徳島ヴォルティスの選手・スタッフへのインタビュー記事「VOICE」
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記事一覧

【VOICE】Vol.100 山﨑 凌吾

有意義な経験だった新たなポジション 今シーズン、サガン鳥栖から期限付き移籍で加入した山﨑選手は身長187cmの大型フォワード。福岡大学在籍中の2013シーズン、2014シーズンにJリーグ特別指定選手としてサガン鳥栖に登録された。だが、新卒で正式にサガン鳥栖に加入した2015シーズンのリーグ戦出場は、ケガの影響もあり途中出場1試合のみだった。 「ショックでした。正直、そこまで試合に出られないものだとは思っていなかったですね。もう後がないという気持ちでヴォルティスに加入したの

【VOICE】Vol.98 カルリーニョス

1人の人間としてもサポーターの心を掴めたのならうれし カルリーニョス選手はブラジル出身。サンパウロFCから大宮アルディージャに移籍後、ジュビロ磐田への期限付き移籍を経て、今シーズン、ヴォルティスに加入した。 攻守の起点として活躍が期待されていたが、開幕前にケガで長期間、離脱する。 「これまでケガらしいケガをしたことがなく、こんなに長い間、ピッチから離れたこともありませんでした。それだけに最初はとてもつらかったです。でも、家族、そしてチームメイトたちの存在に支えられ、力を与え

【VOICE】Vol.97 井筒 陸也

大学ではチームのマネジメントだけを考えてい 子どもの頃は喘息があり、体が弱かったという井筒選手。小学1年生の時、勧められて始めたのがサッカーだった。地元・大阪市のエルバFCで、このクラブを創設した中島亮コーチ(現・阪南大学キーパーコーチ)に中学校卒業まで指導を受ける。 「コーチに出会ったことがターニングポイントでした。高校は和歌山の初芝橋本高校に進んだのですが、偶然、コーチもこの学校にキーパーコーチとして就任したんです。恩師であるコーチがいなかったら、サッカーは中学で辞めて

【VOICE】Vol.96 アチーレ エマナ選手×佐藤美希さん対談

はじめての日本。チームメイトと交流するのが楽しみです  —— アチーレ エマナ選手 — 見事、ダービーフラッグを守り抜いた第25節愛媛FC戦。この試合を控えた7月21日、Jリーグ女子マネージャーとして活躍中の佐藤美希さんが徳島スポーツビレッジを訪れた。 2015シーズンに続き、J1、J2、今シーズンからはJ3のチームやスタジアムをまわってJリーグの魅力を伝えている佐藤さんが、7月21日に新加入会見を行ったばかりのアチーレエマナ選手とともにヴォルティスやJリーグの魅力について

【VOICE】Vol.95 佐藤 晃大

得意とするヘディングとクロスが合えばもっと得点できる 6月12日に行われた「四国ダービー」第18節愛媛FC戦では、21分にカルリーニョス選手のクロスをヘディングで決めた。 「あの時はカル(カルリーニョス選手)が顔を上げた途端、反射的にあそこに来そうだなと思って走っていたんです。ヤマ(山﨑選手)がうまく相手選手を引きつけてくれたおかげで、タイミング良く頭に当てられました。クロスに入るヘディングは以前から得意としていたので、自分としては試合の中でああいうクロスがもっと欲しい。裕

【VOICE】Vol.94 渡 大生

途中出場でも試合の流れを変える自信がある 渡選手は高校卒業後、4シーズンプレーしたギラヴァンツ北九州からヴォルティスに加入した。 「ヴォルティスに来て、グラウンドからロッカールームまで設備が充実していて驚きました。サッカーに集中することができる環境が本当にすばらしいです。それに加えて常に色々な人たちがサポートしてくれることにも感謝しています。色々な引き出しを持った選手が多いので、プレーを見たり実際に話を聞いたりしながら学ばせてもらっています」 初めての移籍にあたり、“先発

【VOICE】Vol.93 キム キョンジュン

試合終了までの短い時間でもベストを尽くすキム キョンジュン選手は昨年7月、シーズン途中にカタールのアル・ラーヤンSCから移籍。だが約半年の間に1試合しか出場することができずにシーズンを終えた。しかし、今シーズンはキャンプ中から練習試合でも良い動きを見せ、第8節レノファ山口FC戦からは毎試合出場を果たしている。 「昨シーズン、出場機会がなかったのは監督の求めるプレーにうまく応えられなかったからだと思っています。それだけに山口戦では途中出場ではありましたが、ホームでサポーターの皆

【VOICE】Vol.92 岩尾 憲

チームが目指すサッカーに近づいている実感ボランチとして開幕戦から3試合にフル出場し、正確なパスやボール奪取、攻守の切り替えの速さなど、持ち味を発揮した岩尾選手。だが、アウェイでの開幕戦で勝利できずに、強い気持ちを持って臨んだ第2節ロアッソ熊本戦終了後は、他の選手以上に敗戦に強く悔しさをにじませた。 「結果だけを求めればリスクを気にせずに蹴ることもできますし、内容だけを求めれば結果はついてきません。2試合を通じてボールを握って自分たちで動かし、アタックできている手応えがあります

【VOICE】Vol.91 長谷川 悠

簡単には決められなかったヴォルティスへの移籍昨シーズン、大宮アルディージャからヴォルティスに加入。36試合に出場し、3得点を挙げた。 「自分はこれまでJ1、J2のチームを経験してきましたが、それぞれのサッカーの質が今まで以上に変わっていて、全く別物と感じるほどでした。それだけに自分としても久しぶりのJ2のプレーにうまくなじめなかった部分があり、今までで一番しんどいシーズンになってしまいました。チームとしても、前向きな気持ちなど何かが足りなかったんじゃないかと。もっとやらなきゃ

【VOICE】Vol.90 冨田 大介

チームに貢献できたことがうれしかった今シーズン、水戸ホーリーホックから加入し、開幕戦で後半59分に途中出場。だが、その後は第28節水戸ホーリーホック戦で前半28分に途中出場するまで、試合に出られない時期が続いた。その間、第21節までわずか3勝というチームの厳しい状況をどんな思いで見守っていたのだろう。 「チームが掲げていたポゼッションサッカーがうまく浸透せず、選手一人ひとりが自分の力を出し切れずにいるなと感じていました。後半からはシステム変更もあり、力を出せるようになったこと

【VOICE】Vol.89 エステバン

“強い気持ちで一緒に戦おう” と伝え続けたホーム最終戦となった11月14日の第41節ロアッソ熊本戦終了後に発表された「2015徳島ヴォルティスMIP」に選ばれたエステバン選手。これはサポーターの投票によって、シーズンを通じて最も県民に強い印象を与え、「徳島」のPRに貢献した選手に贈られるものだ。 「サポーターから選んでもらったことはとてもうれしいです。でも、目標だったJ1昇格を達成できなかったことが残念でなりません。選手もスタッフも1年間、目標に向かって頑張ってきたのですが、

【VOICE】Vol.88 渡辺 泰広

すべてが初めての経験だった移籍新潟県出身でアルビレックス新潟のユースチームからトップチームに昇格した渡辺選手にとって、今シーズンは初めての経験ばかりだった。 「移籍はもちろんですが、新潟から出ること自体が初めてだったんです。ヴォルティスには知っている選手がいなかったので、新しいチームでプレーすることにも不安がありました。でも、自分も決して人見知りではないので早くチームに溶け込もうと努力しましたし、選手やスタッフも温かく迎えてくれたおかげですんなりとチームに合流することができま

【VOICE】Vol.87 内田 裕斗

得点したことが自分に対する自信につながった開幕戦にスタメンとしてフル出場し、第15節コンサドーレ札幌戦まで途中出場を含め、すべての試合に出場。本来のポジションである左サイドバックで開幕を迎えたが、その後は初めて経験するサイドハーフを任されている。 「サイドハーフとして出場した練習試合で得点をしたことで、守備だけでなく、攻撃面も評価してもらえたのかなと思います。開幕から6月下旬まではチームが勝てない状況が続き、正直なところ“こんなに勝てない、点が取れないものなのか”と思ったこと

【VOICE】Vol.86 木村祐志選手×佐藤美希さん 対談

ゴールを喜んでいるサポーターの姿を見るのがうれしい—— 木村祐志選手 ——----ホームで行われた第34節セレッソ大阪戦を控えた9月25日、2015Jリーグ女子マネージャーの佐藤美希さんがヴォルティスの徳島スポーツビレッジを訪れた。 女性や若年層をはじめ一人でも多くの人にJリーグやサッカーに興味を持ってもらえるように、就任以来、J1、J2のチームやスタジアムをまわり、感じてきたことを伝えてきた佐藤さん。ヴォルティスでは試合やスタジアムでの楽しみ方について木村祐志選手とともに