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トップチーム・公式戦プレビュー

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トップチームの公式戦のマッチプレビューをお届けします。
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記事一覧

【プレビュー】第14節 岡山戦に向けて

前節は4年ぶりの四国ダービー、ホームで愛媛FCと戦った。クラブ歴代4位となる12,227人ものファン・サポーターが来場し、スタジアムは試合前から熱狂の渦に包まれた。 愛媛戦は、前々節のホーム山形戦と同じフォーメーション、スタメンで臨んだ。 ヴォルティスは序盤から相手のストロングポイントであるサイドを消しつつ、自分たちがボールを保持しながら何度もチャンスを創出する。しかし、ゴールネットを揺らすことができない。後半は相手にボールを握られる時間が増えたところで、選手交代をうまく使

【プレビュー】四国ダービー・第13節愛媛戦に向けて

前節の第12節山形戦、終了間際、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムは歓喜の輪に包まれた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム、左サイドのコーナーキック。チアゴ選手が中に送ったボールを、ニアサイドで杉本選手がフリックし、最後は渡選手が押し込んだ。ボールはネットに吸い込まれ、逆転勝利を掴み取った。 渾身の一撃は、徳島ヴォルティスの勝利を確信させるゴールとなった。 「自分たちはまだ下位にいます。毎試合毎試合を大切に死に物狂いでやらなければいけません。愛媛との試合も

【プレビュー】第12節山形戦に向けて

前節のアウェイ藤枝戦、7試合ぶりの勝利を掴んだ。 前半にブラウン ノア 賢信選手が獲得したPKを自ら決める。その後は相手にボールを握られるシーンが多かったが、最後までゴールを割らせなかった。 「攻撃的な選手や途中から入った選手たちも本当にハードワークしてくれました」(増田監督)、「守り切れたのはみんなの頑張りによるものです」(杉森選手)とそれぞれが自分の役割を果たし、最後まで戦ったからこそ掴んだ勝点3だった。 4/24(水)より4日間でホーム山形戦に向かってきた。 「全体

【プレビュー】第9節 千葉戦に向けて

4月3日(水)におこなわれたアウェイでの清水戦。終了間際、棚橋尭士選手のPKで同点に追いつき、勝ち点1を獲得した。 前半早々に、セットプレーから失点を許し、苦しい展開。しかし、チームは諦めなかった。前半は苦しい展開だったが、最後のところで体をはり、ゴールをこれ以上割らせない。0-1でハーフタイムを迎える。 「後半は冷静になろうと。少し立ち位置も少し修正して、やっぱり俺らはゴールを目指すフットボールを目指しているということで、よりゴール前に圧力がかけられるような意識で臨みまし

【プレビュー】第10節 長崎戦に向けて

前節のホーム千葉戦は0-1での敗戦。前半10分に先制を許して追いかける展開となったが、清水戦でも随所に見せた攻撃の組み立てを大きく崩さずに、狙いをしっかりと持ち続けて戦った。「共通認識というか、誰かにボールが出た時にどうやってサポートするのかというコンビネーションの部分は増えつつある」(杉森選手)、「攻撃回数も多くなってきているし、自分達のやりたい事は徐々にできてきている」(石尾選手)と手応えを感じながらも、前後半ともに作った決定的なチャンスを決め切ることができなかった。

【プレビュー】第11節藤枝戦に向けて

前節の長崎戦、開始早々に2失点をすると、その後も失点を重ねてしまう。攻撃陣は試合終了間際にショートカウンターで、ブラウン ノア 賢信選手のポストプレーから最後は渡 大生選手が右足を振り切り、ゴールに沈めて一点を返した。1-6という悔しい結果に終わった。 「毎日の取り組みが絶対出ると思っています。一瞬一瞬でどれだけサッカーに対して真摯に向き合えるかということをやっていなかくてはいけないですし、やるべきだと思っています。そこは変わらずやり続けながら、個人としては得点を取ることだ

【プレビュー】第8節清水戦に向けて

第7節、3月30日(土)にホームでザスパ群馬と戦った。 前半は0-0で折り返すと、60分には、3月26日に加入が発表されたばかりのチアゴアウベス選手が途中出場し、攻撃を活性化する。70分には、左サイドの崩しから島川選手がペナルティエリア内中央でボールを受け、最後のこぼれ球をチアゴアウベス選手が流し込み、ゴールを奪ったかに見えたが、微妙な判定でオフサイド。 その後も前がかりに試合を展開するも、76分にカウンターから失点を許した。最後は、カイケ選手を投入してパワープレーを仕掛けた

【プレビュー】第7節群馬戦に向けて~積み上げていく~

「このクオリティの試合や気持ちをベースにしていかなくてはいけないと思います」(永木選手) 前節のアウェイ仙台戦。前半から何度かピンチを招いたが、全員が身体を張ってゴールを割らせなかった。今季は開幕から失点が続いていたが、「ペナルティエリア内での守備を全員で慌てずにできたことが一番大きかったです」(ホセ選手)と、相手の攻撃を防ぎ切り無失点で終えたことは、チーム全体にとって1つの自信となっただろう。 しかしチャンスがあった中で勝利を掴めなかった。試合後には 「勝ちたかったです

【プレビュー】第6節仙台戦に向けて~覚悟を胸に~

前節はホームで山口と対戦。前半はGKホセ選手の好セーブもあり0-0で折り返すが、後半立て続けに失点し、2点を追いかける展開に。その後、途中から入った児玉選手、中野選手らが前への推進力を生み出す。81分、自陣から児玉選手、橋本選手と繋ぎ、スピード感を持って坪井選手へボールが渡ると、オーバーラップをした橋本選手がゴール前へと勢いよくクロスを供給。相手DFに当たりオウンゴールで1点を返した。 追いつくことはできず、悔しい結果に終わったが、「ギアを上げてくれる選手たちが選手交代など

【プレビュー】第5節山口戦に向けて~ホーム初勝利を~

前節・水戸戦では、アウェイの地で今シーズン初勝利を掴み取った。1-1で迎えた後半アディショナルタイム。右サイドで得たフリーキックを中野選手が中央に蹴り込むと、相手GKのパンチングしたボールはゴールに吸い込まれた。「やっぱり練習場でやってきたことが全てですし、思い切って蹴れば今までやってきたことが出せると思い、ボールを蹴りました。」(中野)。2-1で今シーズン初勝利を掴み取った。 5連戦の4戦目となる3/20(水・祝)のホーム・山口戦。チームは水戸戦から中3日で準備を進め、連

【プレビュー】第4節水戸戦に向けて~跳ね返す~

「この大変な時期を乗り越えていけるのは自分達にしかできない」(ルヴァンカップ長野戦後・柿谷選手) 水曜日におこなわれたルヴァンカップ1回戦、ここまで出場機会の少なかった選手たちが積極的なプレーを見せた。 「この試合に懸けていました。絶対に結果を残してリーグ戦や苦しいチームを勝たせようという強い思いを持ってピッチに入りました」(中野選手)。 前半にリードを許し、1人少ない状況で迎えた後半も、ギラギラと、前へ前へと果敢に仕掛けて、躍動感のある攻撃でゴールに迫った。 スタメンで出

【プレビュー】ルヴァンカップ・1回戦長野戦に向けて~ギラギラと~

いよいよ3月13日(水)にルヴァンカップ1stラウンド・1回戦に挑む。今シーズンからルヴァンカップのレギュレーションが大きく変わり、J1からJ3が参加するノックアウト形式の大会となった。その他にも、ベンチメンバーは最大9人まで入ることができ、リーグ戦に比べ最大2人増やすことができる。 徳島の相手はJ3に所属するAC長野パルセイロ。アウェイの地で今シーズン初めてのナイトゲームを戦うことになる。また、長野の厳しい寒さも予想される。 昨シーズン、沼津に所属していた時にJ3リーグで

【プレビュー】第3節秋田戦に向けて~走る、戦う~

アウェイの地へ向かった前節。鹿児島を相手に「ボールを持つ時間が多く、前節に比べればいい形でゴール前まで行けていた」(森選手)と、前半は自分たちの時間帯を作り、チャンスも創出した。 後半、玄選手のスルーパスに抜け出した棚橋選手がPKを獲得すると、自ら決めて先制。しかし、「リードした展開でどう勝ちに向かっていくのかがチームとして曖昧でした」(玄選手)と、良い流れを掴み切れずに相手に主導権を与えてしまうと、76分に追いつかれる。システムを変更しながら攻撃の糸口を探ったが自分たちの

【プレビュー】第2節鹿児島戦に向けて ~この流れを断ち切り、勝利を~

「この流れを断ち切るには勝利しかないし、ここから這い上がっていかなければいけないので、次は勝って徳島に帰ってきます」(甲府戦試合終了後 永木選手) 開幕戦は8,000人以上が鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムに集った。2点ビハインドを負った後半から3バックに変更。これが功を奏し、左サイドの西谷、髙田颯から幾度となくチャンスクリエイトした。 57分、その2選手のコンビネーションから髙田颯がクロス、杉本が胸で押し込み1点を返す。 しかし、62分に3失点目を喫して