【埼玉西武育成2位】日隈モンテルってどんな選手?【徹底解説】
日隈モンテル プロフィール
最速147km/hを誇るスピードボールが武器の速球派投手として入団。アメリカ人の父と日本人の母をもつハーフで、兄は15年にヤクルトからドラフト4位で指名を受けた日隈ジュリアスさん。2020年にはドラフト指名はなかったものの巨人の実施したトライアウトに合格するなど潜在能力の高さが注目されていた。
高い身体能力を首脳陣から評価され、7月から野手転向。俊足を活かした積極的な盗塁・走塁で2番センターとして定着。数多くのチャンスを作り、チームの勝利に貢献してきた。また守備範囲も広く、勇猛果敢な守備で投手を助けた。プレイヤータイプとしてはロッテ岡大海選手や西武若林楽人選手のようなガッツあふれる俊足の右の外野手。
成績&データ
モンテル選手の成績をまとめたのがこちら。野手としての出場は26試合と少ないが、打球方向は偏りがなくどの方向にもまんべんなくヒットが出ている。特に右打者ながらセーフティバントなど内野安打も6本記録しており、俊足を活かしたプレーでとにかく「目立つ」「存在感」といった言葉が似あう躍動感・スピード感あふれる姿が特徴的だった。
成績をもとに「凄い!!」と語るよりもYouTubeにアップされている「モンテル選手のプレーまとめ動画」をチェックしてもらいたい。この動画を見てもらえれば、どういう選手で何が評価されたのかすべてに「ピン」と来ていただけると思う。
月別成績
野手として出場したのは後期シーズンが始まった7月以降。前期は投手として3試合1.1回9失点と振るわなかった。
野手としての初出場以来、積極的なプレーでとにかく走りまくり、12試合で10盗塁を決めるインパクトのある活躍をまず見せた。ヒットも立て続けに出て野手デビューは順調かに思われたが、その後は相手バッテリーの警戒も強くなり成績は低迷。8月半ばごろからヒットが出なくなり、特に三振が一気に増えた。
ただ9月には4試合で5安打を放つなど復調、いや進歩を感じさせた。低迷したまま終わらなかったことは非常に良いこと。
とにかく野手、打者としての経験がまだまだ少ない。だからこそ今後の成長の可能性、のびしろも無限大といえる。186㎝と体格にも恵まれており、その高い身体能力と圧倒的なスピードを武器に「ド派手に」1軍でグラウンドを駆け回る姿が早く見たい!!
成績&データ、分析ほか
藍スポ編集部 中俊輔(@SNaka99400680)